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BLOG:Q’HEY「再録『検証:WAVと320kbps mp3はクラブで聴き分けられるのか!?』」

クラブ、DJ関係者の間で大きな議論となった伝説の原稿を再録

Mixmag Japan | 27 October 2017

こんにちはテクノDJのQ’HEYです。

この度mixmag Japanでブログを始めることになりましたので、よろしくお願いいたします。

ここしばらくブログ的なことはFacebookで書くようになってしまったこともあり、ブログという形で書くのはちょっと新鮮な気持ちなんですが、以前はちょこちょこ書いていたボクのブログですごいヒット数があったのが、「検証:WAVと320kbps mp3はクラブで聴き分けられるのか!?」という記事です。コメント欄にはさまざまなDJ、ミュージシャン、クラブ関係者をはじめ、mp3エンコーダーLAMEの作者からBeatportのスタッフなど、非常に多くのコメントをいただきました。

8年前の投稿ですが、これって今でも十分取り上げるに値する内容だと思うので、過去に3回に分けて書かれた内容をまとめてここに抜粋し、さらに後日談や現在思うところを加筆したいと思います。

再録「検証:WAVと320kbps mp3はクラブで聴き分けられるのか!?」

・mp3ファイルはWAVファイルからデータを間引いたものであり、音質はWAVより落ちるはず。
・128kbps程度の低いビットレートのmp3を聴けば、音質の劣化が顕著に見られる。
・mp3で最高の質となる320kbpsではどうか。(データ量としてはWAVの1/4程度)

目的
・あくまでもテクノをクラブでプレイすることに限定した検証。クラシック音楽のような生音が豊富な音源は対象ではないし、リスニング環境が整備されたスタジオルームや高音質ヘッドフォンで検証するのでもない。
・アナログ音源については引き合いに出さない。
・検証現場は国内最大級のクラブageHa @ STUDIO COASTでブラインドテスト。

結果
・検証に立ち会った10名程度のだれもがWAVとmp3の違いを聴き分けられなかった。

考察
・320kbpsのmp3であれば決してWAVにこだわる必要はないと思われる。
・mp3はタグ情報が入るので、楽曲の管理がしやすく、業務上の利便性が高い(ただしAIFFにもタグ情報は入る)。
・当時非常に多くの賛否両論のコメントをもらいましたが、その中でも一番印象的だったのは「空気を振動させることに対してWAVの方が優っている気がします」というものだった。

以下、後日検証

・ageHaでの検証時はプレイヤーのピッチコントロールを±0で再生していた。
・後日、西麻布Eleven(現在閉店)でGalaxy 2 Galaxy「Hi-Tech Jazz」を使って同様にテストし、極端にピッチを変えてみたところ、ストリングスの伸びに違いが聴き取れた。
・クラブプレイではピッチコントローラーを使うことが前提なので、やはりWAVとmp3の違いは出てくるということになる。
・しかしながら両者を慎重に聴き比べた結果違いが分かっただけなので、この違いにどれだけの意味があるのかは各自のこだわりに尽きる話だと思う。

その後いろんな現場での体験、意見を集約した結論
・mp3とWAVの違いをクラブの現場で問うのはナンセンスと言っていい。
・大事なのはファイルフォーマットの違いではなく、マスタリング。いいマスタリング処理がされている曲であれば、mp3であろうがWAVであろうがクラブプレイにおいてはほぼ関係ない。逆にマスタリングが悪ければどんなにいい再生装置を使っても無駄。
・DJは選曲する上で、いい音が鳴る曲を選ぶこと。これに尽きる。

検証当時に較べて、現在ではハイレゾ音源に対する注目度も上がり、プレイヤーの方もPIONEER DJ CDJ-2000NXS2がハイレゾ音源再生に対応していたりと、音質に対するこだわりがより重視される状況になってはいますが、Beatportなどのダンスミュージックの音源が購入できるサイトでは相変わらずmp3かWAV/AIFFの選択肢しかありません。

ここが今後どのように変わってくるのかで、また違った検証ができるかもしれませんね。

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[PROFILE]
Q’HEY

レーベル「MOON AGE RECORDINGS」主宰。1998年にスタートした国内最長寿テクノパーティ“REBOOT”やレーベルパーティ“MOON AGE”をオーガナイズ。日本のテクノシーンをリードする存在として常に最前線で活躍している。

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