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BLOG:Nagi(Dazzle Drums)「『Conga』そしてAfro Houseの境界線」

Nagi (Dazzle Drums)がAfro Houseを紹介!

Mixmag Japan | 21 November 2017

今回からここで定期的に書かせて頂くことになりました、
Dazzle DrumsのNagiです。

自分たちはキャリアの当初からパーカッションを用いたアフリカンなサウンドが好きで、
つい先日、11月10日にも、iTunesからそんなテイストの楽曲を集めた
コンピレーション『Conga』をリリースしました。

特に相方のKei Suganoはパーカッション・サウンドに拘り続け
独自のビートを追求するべく、毎日(そう、今も隣のスタジオ部屋で)
制作機材と向き合っています。

そんな日々は毎日同じように繰り返されていくのですが、
現在のAfro Houseを掲げてシーンを牽引しようと同じように日々動いている
アフリカや欧米のDJ / プロデューサー / レーベルの皆さんが、
どんな人間で、どんなDJをしているのか、
SNSやメールや作品だけでは解らないであろう何かを知りたいと
ずっと思っていました。
10月末は、そんな方々と直接ADEでお会いして、音と人に触れることで、
自分達の音楽についても、振り返ることが出来ました。

BPM120前後の打ち込みにパーカッションを追加したアフロ / トライバルなダンス・ミュージックは
80-90年代からNYなど多くの国で積極的に作られていましたが、
いまはアフリカの人々自身の手で作られたハウスが
私達にも多く届けられるようになりました。
この「南アフリカで生まれたハウス」については
10年Black Coffee手掛ける”Superman” の世界的なヒット、
そして 同時期Innervisionsからリリースを果たしたCuloe De Songで
一気に世界中に認知された印象が強いです。

この、現地で培われた新しく生まれたハウスは比較的音数が少なく、
削ぎ落されたパーカッションのなかに強い美意識を感じます。
そうやって生まれた新しいAfro Houseと言われるジャンルは、
世界中のハウス・プロデューサーに影響を与えました。
最近の(beatportで分類される)ディープハウス、
もしくはディープなテクノとも馴染みが良く、
アグレッシブな曲になると、(ファンキーとは一線を画す)テックハウスの
アクセントに使われたりします。

そんな一連の動きを俯瞰している人のなかには、
(90年代まではシーンの中心とも言えた
ソウルフルかつアンダーグラウンドなハウスを愛する
DJ / プロデューサー / レーベルにとって)
Afro Houseはビジネス的にも音楽的な融合という観点でも、
もっとも可能性のあるジャンルという認識を持っている人は
ここ数年ぐっと増えたと思います。

特にTraxsourceのAfro House A&R Managerを担当している
Mimmo Falcone というかたは、
テクノやヨーロッパ的なディープハウスと
Afro Houseとの親和性を積極的に高めようとしています。
MimmoさんはMoBlackというレーベルを運営していて、
私達も以前楽曲をリリースさせて頂きましたが、
とにかく仕事が速いビジネスマン。

そして、昨年同様、10月にアムステルダムで開催されたADEで
“MoBlack Base”という名前でThe Bulldog Hotelの1階を借り切り、
ADE開催期間、Afro Houseのプロデューサー / DJの交流の場として、
DJする機会を設けてくれました。
ビジネスマンでは有るけれど、
このジャンルに対してとても愛情が深いひと、と
私は思っています。


(写真左がMimmoさん。イタリアの人は優しい笑顔をしますね。)

このMoBlack Baseという場所には、開催5日間のうち3日間は足を運んで、
作品は知っているけれどDJを聴いたことが無い、
そんな多くの方のDJを聞くことが出来ました。
私達Dazzle DrumsもDJをさせていただきました。

そんな日々を経て思ったのは、
シリアスなAfro Houseを何時間も続けて聴いたりDJするのは
自分にはちょっと大変なことだけれど、
そんなセットでDJをするのをとても楽しんでいる
アフリカの方やアフリカ系の皆さんの一貫した姿勢を見ると、
東京で70年代のソウルもテクノもジャズも好きで遊びに行ってDJでも掛ける、
自分の音楽的な環境や嗜好と、随分と隔たりが有るんだな、
というのが、率直な印象でした。

NYにはNYらしい音楽があって、
LondonにはLondonらしい音楽がある。
イタリアのハウスにもイタリア特有のグルーヴを感じます。
Afro Houseも、民族性と音楽が密接に繋がっています。
その地域と民族から自然と生まれてくる境界線のようなものに
憧れる気持ちは、私にはあります。

でも、東京という街は、
毎週末、幅広い音楽ジャンルのDJが来日し公演する、
とても雑多な場所。
私は、だからこそ、この街が好きですし、
自分達の作品にも繋がっていくのかなと思います。
で、はたして、オリジナリティとは何か、という
分かりやすい壁が目の前に表れるのですが……。
それについて思うことはまたいつか書けたらと思います。

それにしてもADEの期間は忙しくて全然寝れなかったし、
夜ばっかり動いてるから街並みもこんな風景ばかり見ていた気がします。
暗い時の光景しか思い出せません。
今度は一日くらいは明るいときにゆっくり散歩したいなあ。

[PROFILE]
Nagi (Dazzle Drums)
90年代からDJ活動を開始。ソウルフルなハウスを軸に幅広い選曲が持ち味で、ダンス / ハウスクラシックスと最新の新譜を織り交ぜプレイする。Dazzle Drums名義で相方Kei Suganoとの楽曲制作 / DJが活動の中心。レギュラーパーティは青山0にて毎月第二日曜日夕方開催Block Partyと、青山Oath奇数月第四金曜日。http://www.dazzledrums.com

 

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