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アーメンブレイクをサンプリングしたベスト・トラック20選【前編】

エレクトロニック・ミュージックを永遠に変えたドラムソロ

Mixmag Japan | 23 November 2018

1969年、その後のヒップ・ホップとエレクトロニック・ミュージックの辿る道を決定づけるドラムソロが録音された。ワシントンのファンク/ソウル・バンド、The WinstonsのGregory C. Colemanが手がけた「Amen, Brother」の中の一節である。いずれヒップ・ホップからブレイクビーツ、ジャングル、ハードコア、ドラムンベースなどあらゆるジャンルの2,500曲以上でサンプリングされる運命だとは、当時のバンドメンバーとしては、知る由もなかっただろう。しかし、この物語には少し悲しい裏話がある。The Winstonsは、これらのサンプリングに対しての印税を一度も受け取っておらず、この伝説的なドラムソロの生みの親であるGregory C. Colemanは、2006年に、無一文のホームレスのまま他界したのだ。なお、2015年にはGoFundMeのページが開設され、集まった資金の24,000ポンドは、The Winstonsのフロントマン、Richard L Spencerに送金された。

ちなみに、1969年にリリースされた当時、「Amen, Brother」は、1970年にグラミー賞の最優秀R&B賞を獲得した「Colour Him Father」と同じレコードに収録された、あまり注目されない”B面”曲に過ぎなかった。「Amen, Brother」が徐々にスポットライトを浴びるようになるのは、さらに16年後の1986年に、『Ultimate Breaks & Beats』というコンピレーションに収録されてからだ。同トラックをサンプルした最も早いヒップ・ホップ・アーティストはSalt-N-Pepaだが、N.W.Aの1988年のシングル「Straight Outta Compton」における、印象的なオープニングと基礎部分をなしていることで記憶に残っている者の方が多いだろう。

ほどなくして、UKブレイクビーツとハードコアのプロデューサーたちは同サンプルを加速してレイヴ・シーンに投下し、アーメンブレイクはダンス史においてその存在感を不動のものにした。その後、PhotekやLTJ Bukem、Shy FX、Chase & Staatusなどが起用し、ジャングル、ドラムンベースの世界でも覇権をほしいままにする。

アーメンブレイクがエレクトロニック・ミュージックの世界で最も重要なサンプルであることは、疑いようもない。以下に、同サンプルが登場するベスト・トラック20選を、リリース順に紹介する。

1
SALT-N-PEPA 「I DESIRE」

同ドラムソロを起用した最速ヒップ・ホップ・グループの一つが、このニューヨークの三人組。初登場は、デビュー・アルバム『Hot, Cool & Vicious』のトラック「I Desire」の11秒目あたりから。猫も杓子もアーメンブレイクを使う時代の、まさに幕を開けた。

2
N.W.A 「STRAIGHT OUTTA COMPTON」

物議を醸したN.W.Aのデビュー・アルバムのタイトル・トラックの基礎部分を成しているのは有名。

3
ROB BASE & DJ E-Z ROCK 「KEEP IT GOING NOW」

Rob Base & DJ E-Zの代表曲といえば「It Takes Two」であるが、アーメンブレイクが登場するのは、こちらの「Keep It Going Now」。

4
ULTRAMAGNETIC MCS 「WATCH ME NOW」

アーメンブレイクのサンプルと共にジェームス・ブラウンのグループのサンプルが使われた、ブロンクスのグループUltramagnetic MCによるヒップ・ホップ・クラシックス。

5
SUCCESS-N-EFFECT 「ROLL IT UP」 (BASS KICKIN BEATS REMIX)

圧倒的なモンスター・トラック。アトランタのヒップ・ホップ・デュオ、Success-N-Effectの89年の曲のリミックスだ。アーメンブレイクを完膚なきまでに使い倒したジャングル・ハードコアの秘宝。

6
CARL COX 「I WANT YOU (FOREVER)」

テクノ界のキングも無論、アーメン列車に乗車した。イビザでプレイし、世界中をツアーするようになる前、カール・コックスは、ブレイクビーツやハードコアを手がけていたのだ。

7
LENNIE DE ICE 「WE ARE I.E」

銃声と、装填音、太いベースラインにアーメンブレイクを融合させた最初期のジャングル。リリースされた91年当時は、全く新しいサウンドだったのだ。

8
ERIC B. & RAKIM 「CASUALTIES OF WAR」

Eric B. & Rakimのアルバム4本立ての最終章、『Don’t Sweat The Technique』からカットされた4枚目にして最後のシングル「Casualties Of War」。楽な体勢でこのぶっといベースラインを楽しんでくれ。

9
ALTERN-8 「RE-INDULGE」

レイヴの中のレイヴといっても差し支えないAltern-8。マスク姿のシェフィールドのデュオによる、90s前半のピアノ炸裂ダンスフロア・ウェポンだ。

10
LTJ BUKEM 「ATLANTIS (I NEED YOU)」

これがクラシックスでなければ何がクラシックスだというのか。ジャングル好き、ドラムン好きのハートに永遠に定住する、LTJ Bukemの最高傑作だ。

後編10曲は、こちらから。

 

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