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日刊:The Best Album & Mix_13

John Beltran 『Season Series』 / #SlamRadio – 424 – Ryuji Takeuchi

Mixmag Japan | 2 January 2021

John Beltran, John Beltran アルバム, Ryuji Takeuchi, mixmag

引き続き、「日刊:The Best Album & Mix」をお送りしております。前回の内容はコチラから。12月31日まで、本企画は毎日更新してゆきます(全部紹介しきれていないのでお正月も続きます)。今回は13本目。どうぞよろしくお願いします。


John Beltran 『Season Series』

John Beltran – 「Euphoric Dream Ocean」

デトロイトの巨匠・John Beltranが過去にリリースしたEPを改めて編纂し、全10曲のコンピレーションアルバムとしてまとめたもの。そのタイトルが示す通り、季節をテーマにしたコンセプト盤です。日本も温暖化の影響を受け、亜熱帯地域と変わらぬ気候になってきましたが、まさかパンデミックによって四季の概念そのものが揺らぐとは考えてもみませんでした。2020年があっという間に終わってしまった理由のひとつに、季節をまったく感じられなかったことがあると思います。個人的には、フィクションの彼方へ行ってしまった四季を思い出すため、半ば自己防衛的に季節を実感できるアンビエントを聴いていたような気がしますね。その最たる例が本作。John Beltranは2015年に『Espais』という名のアルバムを発表しておりますが、こちらは映画音楽にインスパイアされた作品であります。つまり彼は、写実的なアプローチにはかねて取り組んでいたわけです。音が我々の五感を能動的にさせ、色の鮮やかさ、温度感、匂いの質などに想像力をかき立ててくれます。私なんかは元々根暗な性分でして、「Lustrous Orb」や「Sunflower」のような華やかな雰囲気のトラックには助けられました。ちなみに前者は秋を、後者は春をモチーフとして制作されたようです。


#SlamRadio – 424 – Ryuji Takeuchi

このミックスの半分以上が自身の、あるいは関係者の曲で構成されているとすれば、それは驚くべき事実ではないでしょうか。Go HiyamaやKazuya Kawakamiら、Ryuji Takeuchiのレーベル〈HueHelix〉でお馴染みのメンバーのトラックが随所で使われ、そこへPercやSNTSなどの海外のエース級が合流してくる内容です。グローバル・スターたちの楽曲と比較しても全く違和感がない。さらには、4つ打ちだけでなくアブストラクトなキックの曲をミックスしても破綻しない。楽曲のプロデュースとDJでやりたいことが一致しているアーティストはどのジャンルでも重宝されますが、彼はひとつの到達点ではないでしょうか。このミックスの後半に至っては、ほとんど自身の楽曲だけで構成されています。35:30からラストまでは“圧巻”のひとこと。SlamRadioには世界中から優れたアーティストが山ほど出演していますが、Ryuji Takeuchiはその中でも特に優れた実力者だと思います。


Text_Yuki Kawasaki

 

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