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日刊:The Best Album & Mix_17

Andrew Wasylyk 『Fugitive Light And Themes Of Consolation』 / Drunken Kong DJ set – Tronic 25th Anniversary | @Beatport Live

Mixmag Japan | 4 January 2021

Andrew Wasylyk, Andrew Wasylyk アルバム, Drunken Kong, mixmag
引き続き、「日刊:The Best Album & Mix」をお送りしております。前回の内容はコチラから。12月31日まで、本企画は毎日更新してゆきます(全部紹介しきれていないのでお正月も続きます)。今回は17本目。どうぞよろしくお願いします。


Andrew Wasylyk 『Fugitive Light And Themes Of Consolation』

Andrew Wasylyk – 「Last Sunbeams of Childhood」

都市論としても近年度々参照される、スコットランドの都市・ダンディー。2015年にアメリカのファッション誌「GQ」はこの街を“イギリスで最もクールな小都市”に選び、2018年にはウォールストリートジャーナルが“世界中で最もホットな旅行先”の第5位に選出しています。その理由は様々考えられますが、ひとつには強固なカルチャーの存在が挙げられるでしょう。文化都市としての再発展計画が2001年に開始され、交通機関の整備に10億ポンド(!)もの巨額が投じられています。2030年前後に完成する目途なのだとか。都市圏人口が16万人前後の、やはり規模としてはそれほど大きくない都市から、才能あるアーティストが次々に出てきます。バンドで言えばThe Viewがそうですし、Snow Patrolはダンディー大学の学生で結成されました。ポストクラシカル系のコンポーザー・Andrew Wasylykもそのひとりで、彼は一貫して故郷であるダンディーのローカリズムを表明しています。今作『Fugitive Light And Themes Of Consolation』は、さながら“街のサウンドトラック”といったところでしょうか。スコットランドのローカルカルチャーが重宝される理由について、彼は日本の英字総合情報誌「METROPOLIS」のインタビューでこう答えています。「スコットランドに住んでいれば、雄大な山や湖のために遠くへ行く必要がないんだ。人の肩越しに北海と大西洋も見えるし、それらにパワーをもらうこともある。その美しさのロマンチシズムと孤独感は、素晴らしいインスピレーションにだってなり得るんだよ」。


Drunken Kong DJ set – Tronic 25th Anniversary | @Beatport Live

日本国内だけでなく海外にも活躍の場を求めるアーティストにとって、やはり2020年は苦難の年でした。クラブは軒並みシャットダウンし、ツアーやフェスティバルは延期(または中止)、依然として見通しは立たないままです。Drunken Kongの2人も少なからずコロナ禍の影響は受けたようで、いくつかの海外ギグが飛んでしまったと聞きます。しかし、その状況下においても2人は不屈。〈Tronic〉や〈Octopus Recordings〉からのリリース、各オンラインプラットフォームへミックスの提供、ストリーミングプログラムへの出演を立て続けに敢行。極めつけは、2020年11月に開催されたTronicの25周年オンラインパーティであります。ラインナップを見てください(本稿のサムネイル参照)。レーベルヘッドのChristian Smithを筆頭に、あのCarl CoxやGary Beck、Truncateまでいらっしゃいます。そこに燦然と輝く“Drunken Kong”の文字列。石野卓球やKen Ishii、田中フミヤ以降、日本国内に長らく登場しなかったアリーナクラスのクラブアクト。ミックスの貫禄も相まって、もはやそう言って差し支えないでしょう。タイムテーブルを見ると2人の凄さが更に分かるのですが、なんと出番はChristian Smithの直後でした。シンプルに凄すぎる。


Text_Yuki Kawasaki

 

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