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BLOG

日刊:The Best Album & Mix_19

Dos Monos 『Dos Siki』 / Impact: Sammy Virji

Mixmag Japan | 6 January 2021

Dos Monos, Dos Monos アルバム, Sammy Virji, mixmag

引き続き、「日刊:The Best Album & Mix」をお送りしております。前回の内容はコチラから。12月31日まで、本企画は毎日更新してゆきます(全部紹介しきれていないのでお正月も続きます)。今回は19本目。どうぞよろしくお願いします。


Dos Monos 『Dos Siki』

「モラルがない、とか、突き放す、ということ、それは文学として成り立たないように思われるけれども、我々の生きる道にはどうしてもそのようでなければならぬ崖があって、そこでは、モラルがない、ということ自体が、モラルなのだ、と」。近代日本文学を代表する文豪・坂口安吾の著作『文学のふるさと』より。Dos Monosの楽曲を聴いていると、度々この一節が頭を巡ります。2019年にリリースされた『Dos City』には「スキゾインディアン」(ともすれば差別用語)という過激なタイトルのトラックがあり、本作『Dos Siki』に収録されている「Estrus」ではリリックにセクハラ騒動を起こして大顰蹙を買ったルイ・C・Kの名前を出す。これについて、彼らがblock.fmでホストを務める番組「TOKYO BUG STORY」で意図の一端が説明されています。ルイ・C・Kを引用した張本人、没 (Botsu)いわく、「“有害な男性性”ってよく言われてるけど、それが自分の中に無いと考えるのは違うと思う。まずは認めるところから始めるべきなのでは。俺だって自分の“オヤジっぽさ”にうんざりすることがある」。リベラルを自認する人ほど、彼らのリリックにはドキリとする部分を感じるかもしれません。しかしそれは計画的に仕組まれた、“モラルの欠如”なのであります。今度は『文学のふるさと』の別の箇所を引用してみましょう。「私達はいきなりそこで突き放されて、何か約束が違ったような感じで戸惑いしながら、しかし、思わず目を打たれて、プツンとちょん切られた空しい余白に、非常に静かな、しかも透明な、ひとつの切ない『ふるさと』を見ないでしょうか」。


Impact: Sammy Virji

確実に2020年のUKガラージ界におけるMVP。1990年代初頭に誕生し、2000年代の後期にリヴァイヴァルし、2020年にまたフレッシュさを伴ってガラージサウンドが帰ってきました。DJ Q、Flava Dと来て、Conductaのブレイク。最後の一押しにやってきたのが、このSammy Virji。ここ数年にわたってファンタスティックなシングルをリリースし続けてきた彼が、現時点の集大成としてデビューアルバム『Spice Up My Life』を2020年の5月に発表しました。本作を端的に表現するならば、“フロアボムトラックがフル搭載されたUKガラージアルバム”といったところでしょうか。クラブシーンの枠を超え、メインストリームでも十二分に存在感を放っていたように感じます。同作に収録されている「Spice Up My Life」や「Basic」などは、例年のように現場がちゃんと機能していればサマーアンセムになり得たでしょうね。Mixmagに寄せられたImpactミックスは、本作『Spice Up My Life』のリリースを記念して紡がれたものです。


Text_Yuki Kawasaki

 

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