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日刊:The Best Album & Mix_5

Kan Sano 『Susanna』 & Ennio Morricone – Mixed By James Balmont

Mixmag Japan | 17 December 2020

Kan Sano, Kan Sano アルバム, Ennio Morricone, Ennio Morricone ミックス, mixmag

引き続き、「日刊:The Best Album & Mix」をお送りしております。前回の内容はコチラから。12月31日まで、本企画は毎日更新してゆきます。今回は5本目。どうぞよろしくお願いします。


Kan Sano 『Susanna』

Kan Sano – 「On My Way Home」

どういう聴き方をするのかによって印象が変わるアルバムではないかと思います。たとえば先日公開されたWWW Xでのライブ映像では、前作『Ghost Notes』に収録されている「End」から、今作『Susanna』に収録されている「On My Way Home」繋いでいるのですが、こちらはややネオソウル寄りのニュアンスに感じられます。しかしこれがアルバムになると、ほとんど“ミックスCD”のように聴こえるのです。特に後半部ですね。いや、4曲目の「DT pt.3」から5曲目の「On My Way Home」へも、限りなくカットインに近い方法で接合されているように思われます。実際、柳樂光隆氏(Jazz The New Chapterの著者)によって行われたオフィシャルインタビューでも、「トラックメイカーっぽさ」は指摘されています。すなわち、ダンスミュージックの側から見ても、いやその界隈にいる人にこそ、驚きをもって解釈されるかもしれません。「Question」に至っては、プロダクションの根本からクラブのフロアを想定されているように思われます。低音が強調され、音数も少ない。しかし、DJが使うにはやや短い(3分14秒)んですね。プロパーなテクノやハウスに慣れ切った我々の耳には新鮮に聴こえ、ミニマルの新たな可能性すら感じられます。アルバムが出る度にフレッシュな景色を見せてくれるKan Sanoですが、今作はそれを我々がいる「フロア」の近くで表現しているような印象を受けました。


Ennio Morricone – Mixed By James Balmont

2016年、アカデミー賞の主演男優部門にて悲願の初受賞を果たしたレオナルド・ディカプリオ。同年、彼と同じく初の栄冠に輝いた人物がいます。それがイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネ。巷では、かの巨匠への不遇を嘆く声のほうが強かったとさえ言われています。「天国の日々(1979年)」、「アンタッチャブル(1988年)」、「マレーナ(2001年)」で作曲賞の受賞を逃し、一体どれだけ素晴らしいスコアを書けば大願はかなうのか…。2016年に「ヘイトフル・エイト」で念願かなったときは、全映画ファンが拳を振り上げて歓喜したことでしょう。そんな彼も、今年91歳で逝去しました。「L’ultima diligenza di Red Rock」(上のミックスの31:15ぐらい~)の旋律が雪山をバックに流れたときの静かな興奮は、映画を見る度によみがえります。R.I.P. 稀代のマエストロ。


Text_Yuki Kawasaki

 

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