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BLOG

日刊:The Best Album & Mix_7

Kllo 『Maybe We Could』 / Photon Live stream 2020 presented by Ben Klock

Mixmag Japan | 20 December 2020

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引き続き、「日刊:The Best Album & Mix」をお送りしております。前回の内容はコチラから。12月31日まで、本企画は毎日更新してゆきます。今回は7本目。どうぞよろしくお願いします。


Kllo 『Maybe We Could』

Kllo – 『Maybe We Could』 (Full Album Livestream)

2017年にリリースされたデビューアルバム『Backwater』がヒットしてから、Klloの2人の精神はすり減っておりました。度重なるツアーやフェスティバルへの出演に苦悩し、一時期はユニット解散の危機まで感じていたそうです。しかるに本作『Maybe We Could』は、その名が示す通り完成まで辿り着けない可能性もありました。Klloはこれまでにも一貫して“愛と喪失”をテーマに作品を作り続けてきたわけですけども、本作では図らずもそれが自分たちをフィルターにした“ドキュメンタリー”になってしまった。楽曲に付けられたタイトル(「Still Here」や「Somehow」など)も、まるで祈りの言葉のようではありませんか。それゆえに今回は、持ち前のダウンテンポでエモーショナルなプロダクションが、より正当性をもって聴こえるのです。日本の音楽メディア「UNCANNY」のインタビューによると、KlloのMVのLo-Fiチックなニュアンスは、作品の意図を正確に伝えるためにあえて施されているものだそう。それらの試みも、ここでは鮮やかに結実していると感じます。リアルな痛みが伴った記憶と、「それでも私たち2人ならば」という期待と希求。


Photon Live stream 2020 presented by Ben Klock

今回の企画でただひとつだけ、個人のミックスでないものを選んでしまいました。“パッケージされたオンラインフェスティバル”として、あまりにも完成度が高かったからです。直近ではPrintworks(ロンドン)、Bassiani(トビリシ)、Gashouder(アムステルダム)、Berghain(ベルリン)と続いてきた、Ben Klockのレーベル〈KLOCKWORKS〉が主催する名物パーティ「Photon」。奥行きがある箱と直線的なライティング、そしてド級のラインナップ。パンデミック以前はリアルな場で行われていたフェスティバルを、オンラインでここまで正確に再現できたのは、暫定でこのパーティだけだと感じています。筆者もADEの一環として行われた、Gashouderでの同イベントに参加したのですが、限りなくこの映像に近いのです。欠けているのはオーディエンスのみ。オンラインと言えど、新鋭のFadi Mohemがこのラインナップの中で見られたのは僥倖でした。彼は将来、アジアにもその名を轟かせるような存在になるはずです。後ろの3人(Rødhåd、Marcel Dettmann、Ben Klock)は盤石過ぎてもはや言葉がありません。


Text_Yuki Kawasaki

 

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