ベルリンテクノの巨神Ben Klock、2年ぶりに来日！激しさのなかにぬくもりとグルーヴを忍ばせるスタイルは必聴

世界に名だたるテクノクラブBerghainの筆頭レジデントBen Klockが来日。5月17日（金）にContactに登場する。

ベルリンのナイトスポットとして名を馳せた今はなきCookiesでレジデントを務めていたBen Klockは、その後、Berghainで高火力/高密度のテクノサウンドの新基準を打ち立てる唯一無二の存在となったDJ/プロデューサー。多様なトラックセレクションで空間を作り上げるパワフルかつ芸術性のあるプレイスタイルは、巨大フェスティバルからアットホームな小箱でも順応している。

また、近年はツアーに活動の重点を置いているが、初期の頃から制作でも才能を発揮し続けている。Marcel Dettmannとの初のコラボレーション作品として2009年に〈Ostgut Ton〉からリリースされた「Dawning」は、まだ立ち上げから間もなかった同レーベルに大いに貢献し、名門レーベルに数え上げられるようになった今でも代表作に位置付けられている。その他にも特筆すべき作品は、同2009年にリリースされた「One」、「Before One EP」の「Subzero」、2010年の「Compression Session EP」と、枚挙にいとまがない。2012年には「Fabric 66」コンピレーションをリリースし、2015年にBBC Radio 1の「Essential Mix of the Year賞」を受賞している。

常に世界をツアーしながら各地のフロアを鷲掴みにしているBen Klockの激しさのなかにぬくもりとグルーヴを忍ばせるスタイルは必聴。2年ぶりの来日ということで、ヨーロッパ屈指のテクノマシンには否が応でも期待が高まる。

さらに、日本やヨーロッパでディープな興奮を巻き起こしているDJ YaziがBen Klockに先駆けてStudio Xフロアに登場。ヒップホップ/ノイズ/フリージャズ/テクノなど、ジャンルを問わずトガったサウンドを供給し続けるレーベル〈Black Smoker〉の送り込む刺客として、多彩なスタイルをひとつの線へと結びつけるDJ Yaziのセットがオーディエンスをテクノ渦巻く一夜へと導き入れる。