9月18日(金)、渋谷のContactにて「Communis」が開催される。ダブルヘッドライナーにはGonnoとYoshinori Hayashiの2人がクレジット。
公私ともに親交が深いこの2人の共演が多いのは、それぞれの特別な感性の共鳴に起因することは彼らのギグに立ち会ったリスナーであれば納得がいくはずだ。多様なダンスミュージックから無二のイマジネーションによって抽出した要素を凝縮、昇華するGonnoと、精巧無比なテクノ/ハウスの中でカルト的とさえ感じる特異な空間を創造するYoshinori Hayashiとのエクレクティックなスタイルの交わりは、初めてその音楽に出会ったリスナーへの感動はもちろん、コアなクラブファンをも十分に満足させうる、えも言われぬモダンな音楽体験を与えてくれるだろう。日本が世界に誇るこの二人に浮遊音楽ユニット0120のサポートが加わるのも絶妙の遊戯かもしれない。一方Contactフロアでは生楽器音とエレクトリックミュージックの近代的かつ理想的な配合を体験できる。2018年からベトナムのクラブThe ObservatoryのレジデントDJに就任したShhhhh、Nick The Recordにもその手腕を買われるRYOTA OPPやChloé JulietteことSobriety、さらに多幸感溢れる多国籍エクスペリメンタル・サウンド・プロジェクロ“ifax!”など、科学では作り得ない生楽器音の優位性と最先端の電子音楽の対比は、心地よい耳あたりと意識を攪拌する甘く幻覚的な感覚を味わわせてくれる。この日のラインナップで紡がれる夜は音楽カルチャーの醸成がなし得た或る到達点といえるかもしれない。
■ Communis
2020.09.18 (Fri.)
@ 渋谷 Contact Tokyo
<イベント詳細>
https://www.contacttokyo.com/schedule/communis/
Get the latest.
Follow Mixmag Japan on Twitter!
Follow @mixmagjapan