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EVENTS

REPORT:“Mixmag Japan Launch Party”2017.09.22@Womb

渋谷Wombにて行われた『Mixmag Japan』創刊号のローンチパーティをレポート

Mixmag Japan | 24 October 2017

夕暮れ時から降り始めた雨が止まないうちに、『Mixmag Japan』のローンチパーティが開催されるWOMB(東京都渋谷区円山町)の扉は開かれた。ハウス黎明期にペット・ショップ・ボーイズなどの楽曲を手がけ、ブラザーズ・イン・リズムのメンバーとしても知られるデイブ・シーマンが、DJ向けのニュースレターをダンスミュージックの専門誌へと昇華させてからおよそ35年後、日本版創刊号の発行を記念して国内外のトップDJが集結したのである。

オープン直後からクラブに流れ込んだクラウドは、早々にパーティの空気が醸成され始めていた4Fラウンジに、ごく自然に集い始めた。そこでは、追って登場するDJ KYOKOやPUNKADELIXなど国内外の第一線で活躍するDJたちの出番に向けて、『Mixmag Japan』とゆかりの深いMasaki KawamuraとGroove Patrolが、来る最高の一夜を予感させるプレイを展開していた。

浅い時間は煙を燻らせながら一杯楽しみたい。そういった趣のクラバーたちは、自ずと1Fラウンジに集まってくる。こちらでは、DJ AKi、DJ MAAR、ALYNなど、これまた豪華なメンバーが夜の渋谷を賑わせる予定だ。そしてmixmagの文字が浮かび上がるネオンサインをバーカウンターで調節するスタッフがいる2Fメインフロアでは、本日のオープニングアクト、Dani Savantがミニマル系のテクノをプレイ中だった。



オープン間もない時間に各フロアを徘徊していた筆者にとって、どうしても気になることがひとつあった。今日は、やけにオシャレな女の子が多い。それも、スポーティなような、カジュアルなような、はたまたストリートのような、モードのような、不思議な魅力のファッションに身を包んでいる女性ばかりなのだ。

その理由は、すぐに知ることになった。全世界に14の拠点を構えるワールドワイドな音楽誌『Mixmag』に、日本が15番目の支部として名を連ねる、この記念すべきパーティには、今夏ハイカジュアルブランドMOUSSYの新ライン、STUDIOWEARがサポートしていたのだ。同ブランドのプレゼンテーションとしてメインフロアでダンスパフォーマンスが披露されることを聞きつけた筆者は、すぐに2Fへと駆け下りた。当日は1Fから4Fまで何十往復もしたため、翌日は筋肉痛でコンビニに行くのもままならなかったのは余談も良いところである。

気がつけばほぼ満員状態のメインフロアでは、LicaxxがDaniのテンションを引き継ぎ、ピークに向けてフロアの温度を高めていた。そして、最高潮の空気の中で一度音楽がストップすると、シルヴァーのレインコートに身を包んだ、神秘的なシルエットがステージの中央に歩み出る。それからの約5分間、フロアをまばゆい光とアップビートな音楽に包みつつ、STUDIOWEARのトレードマークとも言えるファッション性と機能性を兼ね備えた魅力を圧倒的な躍動感で表現してくれたのは、ダンサー/モデルのBAMBI。そのパフォーマンスの熱気は、写真から溢れ出てくるのが感じられるだろう。

ダンスパフォーマンスを契機に陰から陽へと転換した空気を熟練した技でピークタイムまで運んだのは、押しも押されもせぬ日本のテクノ番長Q’HEYだ。筆者も、しばし仕事を忘れつつ、乾いた喉に心地よすぎるビールをたしなみながら音楽に身を任せた。実に素晴らしい。こんなに良いと、次に登場するDJは大変なのではないだろうか……そんな老婆心なことを考えているうちに、あっという間にQ’HEYの出番もラスト1〜2曲という時間帯に差し掛かってくる。いや、タイムテーブルを把握していた訳ではない。DJブースにもうひとり、山のように大きな(という風に見えた)男が登場したのである。これは本日のメインアクト、デイヴ・クラークにまず間違いないだろう。

Q’HEYと軽く一言交わした大男は、ピーナッツほどの大きさの(という風に見えた)USBをCDJに刺すと、のっけからカットイン/カットアウトを放り込みつつ、瞬く間に音空間を自分の世界観に塗り替えて行った。先ほどの老婆心は、実に老婆心であった。誰にも追従しない、パンクな軸を持ち、テクノ男爵の異名をとるデイヴ・クラークが、直前のDJに怯むはずなど毛頭なかった。1曲目からクラウドのテンションをトップギアに入れたデイヴ・クラークは、そのままフルセットを疾走した。

最後に登場したのは、デイヴ・クラークがほぼレギュラーで出演中のモンスターパーティ“tomorrowland”に本年2017年、日本人として初めて(PKCZと同時)登場したKEN ISHII。世界の老舗ブランドへの日本の参入という本イベントを象徴するようなブッキングは、当日の流れ的にもドンピシャで、最高潮に昂まったテンションから恍惚の軟着陸へ、卓越したスキルでクラウドを誘導した。

クラブで起こる“最高の瞬間”を届けるフリー・マガジン/WEBサイト/アプリの『Mixmag Japan』は、今後も積極的にイベントを開催していくという。これからも、今回のような“最高の瞬間”を、自ら作りあげてくれることに期待しよう。

Words:Anthony McCurdy
Photography:Yosuke Torii

 

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