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EVENTS

REPORT:Red Bull 3Style 2017 JAPAN FINAL REPORT

国内大会では史上初となる女性DJの日本代表が誕生

Mixmag Japan | 7 November 2017

数々の人気DJを輩出し、海外のクラブシーンからも注目を集めている“Red Bull 3Style”のジャパンファイナル。その歴史に新たな1ページが刻まれた。次世代筆頭の女性DJとして注目を集めてきたRINAが、名実ともにNo.1 パーティ・クイーンに成り上がった記念すべき一夜をリポート!

さる10月13日に札幌のKING XMHUで行われた“Red Bull 3Style”のジャパンファイナル。東京、愛知、大阪に続き初の北海道開催となったこの日は、地元札幌のレジェンド、DJ TAMA a.k.a.SPC FINESTをはじめ、国内初の女性ファイナリストとして昨年の決勝を盛り上げたRINA、DMCのタイトルフォルダーDJ SHOTA、そして大会最多出場を誇る苫小牧出身のDJ KAZUYAらが世界への切符を賭けて激突。会場のメインフロアには早くから大勢のファンが駆けつけていた。


トップバッターのDJ SHOTAは2009年のバトル部門、2015年のシングル部門と2度のDMC日本王者に輝いた実力者。そのパフォーマンスは初陣のプレッシャーを感じさせることなく、精度の高いスクラッチやジャグリングにタイムリーなトーンプレイをかぶせて“Red Bull 3Style”にも見事アジャスト。パーティロッカーとしての非凡な才能もアピールした。

“Red Bull 3Style”へのアジャストという意味では、二番手のDJ A2C、五番手のDJ MoBも決勝に相応しいセットで健闘したが、前後の演者の出来映えが自身のステージにも大きく影響するという独特のムードに呑まれたのか、オーディエンスやジャッジに爪痕を残すまでには至らず、インパクト面で他の出場者にリードを許す形となってしまった。

中盤のヤマ場となったのは三番手DJ KAZUYAから四番手RINAへと続く攻防戦だった。1年ぶりに決勝の舞台へと返り咲いたKAZUYAは序盤から鉄板曲をクイックで繫ぎ自らのペースへ。iPhoneを使ったパフォーマンスやアルファベットをなぞってキャッチーなヒップホップクラシックを連発するなど、完成されたセットと同時に引き出しの多さも見せつけた。


これに対し、RINAが放ったのはアンダーグラウンドで話題のラッパー、JP THE WAVYのダブからカーディ・B「Bodak Yellow」へと繋ぐトーンプレイ。しかしこのコアな選曲がお約束のパーティチューンを揃えていた他の出場者に強烈なカウンターパンチを喰らわせることになり、フロアの流れを一気に彼女へ引き寄せた。

これで勢いに乗ったRINAはその後もレアなリミックス曲をはじめとする最旬のフロアバンガーで一気に加速。その立ち振る舞いは、”紅一点”と騒がれた前大会から大きく飛躍し、もはや女性というアドバンテージすら無用とばかりのカリスマ性で、フロアを大きく揺らしながら4人のジャッジを惹きつけた。


このままRINAが逃げ切るかと思われた中、そこに立ちふさがったのが最終演者、六番手で登場したDJ TAMA a.k.a.SPC FINESTだった。まずは「Welcome To My Hood」でホームのオーディエンスを味方につけると、得意のスクラッチ攻勢で、これまでの流れを一旦仕切り直すという巧みなスタートを演出。その後も札幌のヒップホップシーンを牽引してきたベテランの実力をいかんなく発揮し、多彩なナンバーと熟練のスキルでRINAを猛追。勝負の行方を混沌とさせた。


世界王者3人を含むジャッジが検討を重ねた結果、今年度の優勝は抜群の選曲センスでフロアを魅了したRINAに決定。国内大会では史上初となる女性DJの日本代表が誕生した。この快挙に対し本人は「みなさん実力者ばかりなので、最後ま で勝利の確信は持てませんでした。ただ、私が勝負できるのは選曲だと思っていたし、最新の曲を思い切って発信できるのは自分しかいないと信じて今回のセットを作りました」とコメント。

ジャッジたちも「RINAはとにかくフレッシュだったね。テクニカルなDJはたくさんいたけど、僕たちは彼女の選曲センスこそが一番大事だと思ったんだ」 (HEDSPIN / 2011年ワールドチャンピオン)、「彼女のセットは最高だったよ。曲が新鮮だし、機材もソフトウェアも最新のものでプレイしていたよね」(BYTE / 2015年ワールドチャンピオン)、「今を表現しようとしている感じが凄く良かったと思います。それでいて終始選曲をハズさなかった。今日一番カッコ良く盛り上げていたのが彼女でした」(SHINTARO / 日本初となる2013年ワールド チャンピオン)と彼女の健闘を絶賛した。


次なるステージは世界の強豪たちが集うワールドファイナルの開催地、ポーランド・クラクフである。

「世界の舞台を楽しみたいという気持ちもありますが、どうやって勝負していくか、これからまたストイックに追い込まないといけないですね(笑)。日本の代表はみんなイケてるねって思われるように全力で頑張ってきます」というRINAに対し、「日本代表として彼女が勝ち上がったことで他の出場国も絶対注目していると思うんですよ。そこで何をしてくれるか、ホントに楽しみですね。今夜を超えるサプライズを期待しています」とSHINTAROもエールを送る。


“Red Bull 3Style”史上、世界を制覇した女性DJはいまだ皆無。SHINTAROに続く二人目のワールドチャンピオンとしてはもちろん、史上初の“Red Bull 3Style”クイーンとして、世界のDJシーンに彼女が君臨することを大いに期待したい!

文:上木 基嘉
撮影:Jason Halayko/Red Bull Content Pool

◆Red Bull 3style オフィシャルサイト

 

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