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FEATURES

『Mixmag』2017年ベストアルバム50選 (25〜1)

私たちに衝撃を与えたLP

Mixmag Japan | 23 January 2018

ファブリックライブのミックスでオリジナル楽曲を多く織り込み、ファンの欲求を掻き立てた後、 ダン・スナイスは2017年にDaphni名義でのデビューアルバムをリリースした。アルバム「Joli Mai」に収録されている12曲の輝かしく感情のこもったハウスミュージックでダンスフロアと自宅で聴くリスナーを幸せな気分にさせる。

彼らの独創的なアルバム『Nite Versions』から早12年。Soulwaxは騒々しいアルバム業界に帰ってきた。『From Deewee』の大ヒット、彼らはどこの地域で一番聴かれていたのか。このアルバムはベルギーのヘントで生まれた兄弟の新たなディスコグラフィーである。

これはゲルト・ジャンソンとマーク・バロットとフィリップ・ラウアーによるバレアリック・トリニティである。このアルバムを通し、彼らはリスナーを昔のイビザ島のテラスへと運ぶ。安っぽいナイトクラブはブランディング化され、ダンスフロアが月と星で照らされたとき、おしゃれなレーザーショーが始まるのだ。タラマンカ・システムは、イビザ島が今もまだその精神を持っていることを伝えている 。あなたがイビザ島の常連になるか否か、このアルバムを聴いて判断できるだろう。

ハウスやテクノは、時々古臭く感じる。しかし、ACTRESSが手がけることで、ワイルドでファンキー、そして華麗な音楽へと変身した。ソウルフルな信号があなたを奥深くへと引きずりこむ。AZDはロンドン人がサイケデリックとジャッキングを一つに融合し、新たなダンスミュージックを生み出したアルバムある。

シンジン・ハークは、『ファースト・オーパス』をリリースする前、 好機が来るのをじっと待っていた。 彼が新しいアルバムをリリースするまでに6年間のブランクがあったが(彼が制作に参加したVisceral Mindsは除く)。6年もの間スタジオに篭っていた彼を想像してもいいだろう。SF作品のように心を動揺させるようなビートにこだわっている。完璧主義者である彼は、カニエ・ウエストを生産主義者として描き、近年「ベース」と呼ばれる広いジャンルの中で最高のデビューアルバムであり、ダンスミュージック全体では、間違いなく2017年の最高傑作のひとつである。

The xxの3枚目のスタジオアルバム「I See You」は、ロミー・マドリー・クロフト、オリヴァー・シム、ジェイミー・xx、3人の才能を融合させた作品となっている。信じられないほど今までの2つのアルバムは高評価を受けたため、新作を制作するにあたり非常に厳しい状況である。(2009年にリリースされたセルフタイトルのデビューアルバムと、2012年の『Coexist』)『I See You』はありのままの作品だが失望させなかった。心を奪うような曲を書くジェイミーxxのプロダクションが助けとなり、ジャンルを超越したバンドとなった。

マヤ・ジェーン・コールスは最初のリリースから3年近く音沙汰なかったが、ファン離れの問題はなかった。その代わり、彼女は今までの休暇を補うために、『Take Flight』に24曲も収録した。彼女の凄まじいデビューアルバムの続編として、特徴的な音色で異彩を放つ「Cherry Bomb」のような弱々しい楽曲や、うつ病や性的欲求のような緊迫した話題に全面的に触れることで、控えめなプロデューサーの感情的な部分を見せている。

サンファはとてもいい。4回ライブを行った上で保証する。ロンドンで3回。残りの1回はグラストンベリーフェスティバルだった。一部の鈍感な人たちは、Timmy’s Prayer」や、彼の亡くなった母に向けて歌われた賛美歌、「(No One Knows Me) Like The Piano’.」を聴いても感動できなかっただろうが、サンファが心を込めて歌を歌い、彼自身がどんどん穏やかになってく姿を見て、私たちは鳥肌がたった。マーキュリー賞は今、彼の部屋の壁に飾られている。

キラキラと鳴り響くチャイムと彼の父親、David Seatonの滑らかなクラリネットとオーボエの音色を一緒に混ぜ合わせた、コール・スーパーの『Arpo』は、強いリズムのテクノではなく、光り輝くテクノを表現している。弾ける泡のような音色と、若者が大人の部屋をこっそり覗き込み、うっとりして滑り落ちるようなアルバム『Arpo』は空想をさまよう霧のような作品である。

Bonoboとして知られているサイモン・グリーンは、彼の6枚目のスタジオアルバム『Migration』のリリースに伴い、2017年2月のMixmag誌の表紙を飾った。彼の軽やかな、ダウンテンポを取り入れた電子音楽はレーベル「Ninja Tune」の中の傑出したアルバムとして、1年間お気に入りの作品と紹介された。ボノボは、ロンドン出身にもかかわらず、ロサンゼルスを拠点とするアーティストとして成功した。『Migration』は移住先の風景にインスピレーションを受けて制作された。このアルバムはパワフルであるが、繊細で巧妙な内容となっており、彼が私たちの周りの世界について、タイムリーかつ重要な内容を音楽を通しわかりやすく伝えてくれることに心から感謝している。

感情的なシンセとソウルフルな構成を混ぜ合わせ、キャッチーなメロディーと人を惹きつけるサウンドスケープ。ジョー・ゴダードのアルバム『Electric Line』は、さまざまな強い魅力を持つ現代的なエレクトロポップを聴かせてくれる。彼のソロ作品はホット・チップの創造性を背景を持っているがメッセージ性がないので、聴いていてリフレッシュできる。

ジャックス・グリーンが今年長編デビューを果たしたとき、世界から注目を浴びた。非常に個人的なプロジェクトである『Feel Infinite』は、名前から暗示できるように、感情的で内向的な内容である。

彼女が今までリリースした9枚のアルバムは偉大な記録に残る。ビョークは未だにその創造性を失う兆候がない。実際、彼女は毎回完全にリフレッシュしているように聴こえる。2015年のアルバム『Vulnicura』がもし彼女の感情のはけ口であったり、心に秘められた暗闇、離婚のイメージを払拭する作品だったなら、それは大成功だった。『Utopia』は、有機的な音と刺々しい音、迫力的なベースが、心が沈んだ様子、欲望に対する反抗心、自然界の喜びと人々を危険に晒す脅威への反抗と、それらに対して行動を起こそうとする気持ちを表現している。

夢見がちなポップの構成とテクノの理論を組み合わせることで、ケリー・リー・オーウェンズのデビューアルバムは、刺激的な音楽をより聴きやすくアレンジした内容となっている。彼女の声は、(唯一のインストゥルメンタルトラック「Bird」を除く)曲上で美しく揺れ動き、感情的に豊かな世界でリスナーを虜にする。


LCDは最盛期を取り戻した。ジョイ・ディヴィジョンの叙情詩、少しだけ品のあるアシッドの効いた刺々しいパンク・ファンクの歌声、そしてもちろん過激な歌詞。

彼のサードアルバムでは、ジャズベーシスト、ステファン・ブルーナーが、私たちにスティーヴィー・ワンダーからアウトキャストまでを思い起こさせ、変幻自在にジャズ、ソウル、ソフトロック、ビデオゲーム・ファンクの世界へと導く。

ジェイリンはフットワークの概念を取り入れ、変則的なものにアレンジした。混沌としており、時には人を疲弊させるが、音楽的に魅力的な作品である。

アルカの3枚目のアルバムに収録されている、13曲のうち9曲は彼自身の声をフィーチャしている。革新的で鈍いサウンドデザインで、常に人々にインスピレーションを与え、新しいレベルの人類のような、感情深いアーティストである。

スペシャルリクエストは、2013年にブレークビートの懐かしさを求めていた。 そして今回は、以前にも増してノスタルジックな内容となっている。これはスペシャルリクエスト史上最も決定的な作品であり、おそらくポール・ウルフォードの大作である。

21歳のモモドゥー・ジャローは歌詞の中で、「Addison Lee(イギリスのタクシー会社)で街を巡る」と歌った。2017年の夏、イギリス国内のすべてのタクシーで彼の音楽が盛んに流れていた。 端的に言うと、2017年のイギリスの若者のサウンドである。

おなじみのキーラン・ヘブデンである。雄大な「Two Thousand and Seventeen」からよりクラブ向けの「SW9 9SL」まで、それぞれの楽曲がリスナーに浸透したアルバムだった。

ケレラのきわどい楽曲と官能的なR&Bヴォーカルのコンビネーションは、人々を飽きさせない。彼女はマンネリ化した時代の最もユニークな才能の持ち主である。

マウント・キンビーのポスト・パンクの要素と、束縛による苦悩に満ちた11曲が収録されたアルバムを聴き、彼らが現代のイギリス音楽における最も魅力的なアーティストのひとつであることを再確認した。

「私たちは居心地の良い場所から脱出したい」。べルファスト出身のBicepのデビューアルバムで、アンディは言う。「明らかに、それはクラブの向けの曲ばかりのアルバムではない。 完成する前、落ち着いた内容すぎるのではないかと心配した」。そんなこと気にする必要はない。DJ /プロデューサーデュオのデビューアルバムのうち、どれくらいの人がUKトップ20にランクインしたか?過去の栄光にすがることを否定し、自分たちの代表曲でちょろまかしたりして(ただの例)、そしてその後は?「Bicep」が紛れもなくクラシックで、同時に現代的に聞こえるという事実は、秘密の武器であり、彼らの楽曲は聴き込むほど良さが増していく。「私たちは、8年間で12作リリースし、既にアーティストとして確立していた」マットは、「私たちにとってデビューアルバムは新しいことではなかった。自分たちが理解できる作品で声明を出したいと思っていた。楽曲は万人受けのチャートのために作られていないから」。と答えた。それでも彼らは、レーベル「Ninja Tune」で2017年に最も成功したエレクトロニック・プロジェクトであることが保証された。その成功は、Bicepのライブショーからわかる。彼らのミュージカル・マッスルの勢いは増し、どこのフェスティバルでも観客をノックアウトしている。「今までで最も忙しい一年だった」。と彼らは言う。「毎日たくさんのことをしてきた。新しいライブショーでは、空港に4時間早く行く必要があるし!」

しかしそれは、アルバムがどれほど売れたかを示すチャートだけではない。予想外の場所に新しいファンがいた。「エルトン・ジョンはビート1のラジオ番組で私たちのトラックを演奏した。それは間違いなく一番奇妙な出来事だった」。その他、アニー・マックからサシャ、スヴェンまで、誰もがアルバムをサポートしている。「それは幅広い年齢層のファンにハマる楽曲だった。一年を通して、私たちの活動に大きな変化があった。それはクレイジーだ!」Mixmagのアルバム・オブ・ザ・イヤーを飾ったがどうか?「皆のサポートのおかげだった。本当にありがとう、Mixmag!私たちは月を超えている」。Ninja tuneの共同設立者ジョン・モアもまた、幸せな人だ。「それは本当に名誉なこと。」彼は言った。「時には予想外の出来事が起きると信じていた。本当に驚くべきことだ」。

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