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FEATURES

INTERVIEW:DJ EMMA × Zeebra(2)

日本を代表するビッグ2、クラブカルチャーの今を語る

Mixmag Japan | 4 December 2017

ハウスシーンの立役者DJ EMMAと、ヒップホップシーンを築き上げたZeebra。この二人が歴史的代表作「NO PICTURE(ON MY PHONE)」をリリースした今夏、日本のクラブシーンは大きく面舵を切ったと言っていいだろう。「クラブとクラブカルチャーを守る会」(以下、C4)でコミットした二人が作り出した極上のヒップハウスは、クラブシーンへの今の思いが結実した傑作だ。「クラブを変える」そう意気込むDJ EMMAと、ナイトメイヤーとして世界を股にかけるZeebra。熱い対談の第二回をご覧いただこう。

◆ ◆ ◆ 

何かしたいなって思うようになってくる
C4にはそういう人たちが集まっている(Zeebra)

Mixmag 今、10年間というお話がありましたけど、この10年間で日本のクラブシーンも、いろいろ様変わりしたと思いますが、今の状況を含めて、今後どのように『Mixmag Japan』もサポートしていいか考えているんですけど、そのあたりはどうお考えですか?

EMMA そうですね、僕がメディアに対してもそうですし、遊びに来ている人たちに対してもそうですけど、“期待すること”と“がっかりすること”があって。がっかりしてるのをそのままにするんじゃなくて、やっぱ理解し合うために繋がるしかなくて。っていうところが最終的に来ちゃうんです。嫌いな人なんかいっぱいいて(笑)、それは関係なく繋がるのが重要だと思うんです。だからC4ってズーッとうまくいってきたわけじゃないから、余計それを思い起こすと、だからやってきてるんだなって。ケンカしたり、意見の相違があってもね、自分たちの仕事場ですから、そういったものを、輝ける場所をこのあとも残していきたいっていうのをC4のメンバーはいつも考えてて、そこでやめられなかった部分があるんです。

Zeebra ふふふふ。

EMMA その想いを見てるとね、やっぱなって。そこが、自分の中で、うん、これはどうしようって思うこともいっぱいあったんですよね。それも、経験してきたことを、じゃあ次の人たちにちゃんと渡そうって考えられるようになってきて。この何年間は全然無駄じゃなかったなって思いますよ、すごく。もうちょっと頑張んなきゃいけないんですけど、バトンを渡せる人を探さなきゃいけないですしね。そういう人たち、なるべく興味を持ってもらいたいなって。

Mixmag まずそこですよね。

EMMA C4は何をやっているのか、基本的には全部わからなくても、時間をさいて動いているいろんな人たちがいる。このクラブの業界はそれで回ってる部分もあります。文句を言うのは簡単ですけど、文句を言うだけじゃなく何かあったら協力していただきたいなって、僕は思いますね。

Zeebra 年齢があるのかなって思うんですよね。若いうちはちょっとしたことでイラっとしますし。大人になって気持ちの上で余裕ができてくると、公に対して時間を費やすこともできるようになる。その人が、“いい”タイミングになったら、何かしたいなって思うようになってくると思うんです。C4にはそういう人たちが集まっている。だから、それって若いうちはそんなことしなくていいのかなって(笑)。今の40歳、30代後半とかにそろそろ頑張ってもらいたい。

EMMA うん、来てくれたら全然違う。

Zeebra 20代はまだ遊んでなさいって(笑)、そういう感じです。

Mixmag そういう世代に伝えたいことはあったりするんでしょうか?

EMMA 今の30代ってある程度、どのジャンルも固定された後にデビューしていて、状況が昔と全然違うから、大変だなってすごく思うんですよ。ただその代わりに、風営法から何から、僕らが痛い目をあってきたことはやらなくていい。風営法の改正が、逆にマイナスの部分もあったんですけど、ただそれをプラスに変えていくためには動かなきゃいけないんです。だから、そこの部分で話し合う場やいろんな人たちの意見を聞ける場が幾つかあって、そういう場に足を運んでくれたら嬉しいなとは思いますけどね。そういうときにしか聞けない話って結構あると思うので。

Mixmag 門徒は広く開かれているわけですよね?

Zeebra そうですね。“個人商店の集まり”とはよく言うんですけど、そういう感じなんで、うちはちょっと特殊にこうやってんだよね、うちはこれが売りでさ、っていうみんなが集まっているので、さあ右向け右、左向け左みたいなことを言うつもりは一切ないんです。ただ、やっぱりほっといたらよくなくなっちゃう時とかに、ちょっと、まあ月に一回だけ力を合わせようか、それだけで乗り越えられるならそうしようよってあるじゃないですか。例えば、地球がギスギスしてても、宇宙人が攻めてきたらみんな仲良くなるとか。そういうことだと思ってて、まさに。

EMMA まさに(笑)。

Zeebra そうしたら、中国だ云々って言ってられないじゃないですか。そういうことなのかなって思っています。それが例えば風営法みたいな感じで、ダメですよってなるなら、ちょっと待て、一回こうして闘おうぜってことになるだろうし。

EMMA 周りから見られるより、身内でやってる感は、僕らとしてはあまりないんですよ。ないよね?

Zeebra 全然ない。結局この活動は求められてるわけですよね、世の中からは。クラブの代表者、クラブ業界の代表者を官からは求められている。そうなると、誰かがやらないと誰かがそこになるわけですよ。それなのに、訳の分からない水商売っぽい人が出ていって、俺が代表だって言われちゃうわけにはいかないじゃないですか? だったら、代表をやれるようにしようよってやっているのが、我々の会。だから、我々は常に代表してると思ってやっているんです。意見のある方は言いに来てください、向こうに通しますからと……だから一部の人たちが固まってやってるっていう意識は全くないですよね。

EMMA 全くない。

Zeebra 代表をさせてもらってます!という感覚です。

Mixmag 確かに、向こうにしてみたら窓口作ってよという……。

Zeebra そうなんですよ。誰かいないと、そういう話もできないからってところなんで、わかりました、じゃあ恐れ多いですけど一応窓口を、やらせてもらいますっていうような状態。で、大御所さんが何名もいらっしゃったりするので、一応オフィシャルな感じ(笑)? ドンがいるから一応オフィシャルっていうことで、動いてます。

EMMA 大貫さん、ランキン(タクシー)さんにも承認を得てね。

Mixmag 各ジャンルの大御所さんが参加されていると。ちなみにいわゆる“ナイトメイヤー”の立ち位置も、同じような気持ち?

Zeebra あれは、また違うんです。もっと広いというか、夜の市長だから、クラブだけの問題じゃなくてキャバクラからラブホテルまで何から何まで……。

EMMA ナイトメイヤーとは別に、厳密に言うとZeebra君は渋谷区のナイトアンバサダーですね。最近のサミットではベルリンをはじめナイトメイヤーではない人も多いため、ナイトアンバサダーズと総称されています。

Zeebra 夜、営業をしているものすべてなので。で、ただ、やっぱり夜にいろんなものを企画して盛り上げているのは、世界中でナイトクラブなんです。夜に対して力を入れる度合いっていうのも、ナイトエンタテインメント部門では、クラブが一番強い。

EMMA クラブが夜のシンボルみたいなところですもんね。

Zeebra ベルリンではクラブコミッションがナイトメイヤー的な立ち位置をやっていたりするし、アムステルダムのナイトメイヤーたちも、どちらかというとそこに近い人たち……クラブイベントのオーガナイザーがいたり。ただ、ナイトメイヤーに関しては、結局全体をやんなきゃいけないっていうことになるので、もう少し俯瞰で見て、話をしている。

(3)に続く

INTERVIEW:DJ EMMA × Zeebra(1)

Words Mixmag Japan
Photography 亀井隆司Takashi Kamei
Styling 小倉正裕 Masahiro Ogura(Zeebra)
Hair & Make Up Mei(Zeebra)

DJ EMMA オフィシャルサイト(NITELIST MUSIC)
Zeebra オフィシャルサイト

 

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