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Deepbass & Hironori Takahashi 【インタビュー】 「日本では、他の場所では使わないような楽曲もプレイしたくなる」

ディープ・テクノシーンを代表するレーベル「Informa Records」のボスと再会

Mixmag Japan | 13 November 2019

Deepbass, Deepbass 来日, Deepbass VENT, mixmag

スコットランドの南西部に位置する、芸術の都市グラスゴー。テクノシーンにおいてもSlamOptimoGary Beckなど常にカッティングエッジなアーティストを輩出している街である。そこで生まれ育ったDeepbassことDarren Robertsは繊細な音のレイヤーとヒプノティックなメロディが特徴的なディープテクノを代表するアーティストの一人だ。イタリアンモダンテクノを牽引するプロデューサー、Nessとの共作も多く発表している。Darrenが主催するInforma RecordsはEdit-SelectClaudio PRCなどの著名なプロデューサーからDorianGrayなどの先鋭的なアーティストのリリースを重ねる。近年ではKas:stによる『Cosmic Walkers EP』にTakaaki ItohのRemixも収録され、東京の様々なクラブでヘビーユースされたことも記憶に新しい。

2年振りとなる来日公演は表参道VENTにてmu”heとKai Galacticが主催するパーティ、<FUSION>にて行われる。メインフロアで共にDJセットを披露するHironori TakahashiはInforma Recordsからも楽曲のリリースをしており、5年ぶりにDeepbassとの共演を果たす。今回の来日に先駆けて、Deepbass、Hironori Takahashiにそれぞれインタビューを行った。


Hironori Takahashi

Deepbass, Deepbass 来日, Deepbass VENT, mixmag

― あなたはSEMANTICAやARTS、Gynoid Audioなどモダンテクノシーンを牽引する様々なレーベルからリリースを重ねていますが、Deepbassが主宰するInforma Recordsから楽曲をリリースすることになった経緯を教えていただけますか。

Hironori Takahashi(以下、T): Informaからの最初のリリースが2013年で、その数年前にレーベルにデモを送って知り合いました。AconitoStroboscopic Artefactsなどからの作品を気に入ってくれていたみたいで、いい反応をもらい凄く嬉しかったです。

― レーベルオーナーとして、プロデューサー、DJとしてDeepbassはあなたにとってどういった人物ですか。

T: 自分のリリースについて相談に応じてくれたり、逆に声をかけてもらったり、フレキシブルでいい奴。レーベルビジョンも明確で、先を見越して行動してる感が伝わって来ます。会ったことある人は分かると思いますが、明るくてどこかお茶目、それでいてDJになるとスッとゾーンに入る感じ。ギャップにやられますよね。

― Deepbassとの思い出で印象に残ることもあれば教えてください。

T: 初来日の時、ウニ食った時のあの微妙な顔は脳裏に焼き付いてます。

― Imforma Recordsへ提供した中でお気に入りのトラックは何ですか。

T: コンピレーションFormation 1に収録されてる「Foreav」ですね。

― それはどのようなところからインスピレーションを受けて作曲された曲ですか。

T: 自分は主にインスピレーションを受けて作るスタイルではないです。フラットな状態から組み上げて行って、ある程度空気感が生まれたらその方向で行く感じ。このトラックはその空気感がクリアに出せたんだと思います。実はリリースの結構前にトラックが出来ていて、デモ段階でNessとかClaudio PRCとか実際にプレイしてくれてました。別トラックも候補に上がってたんですが、やっぱりこれを世に出そうと決断してくれたみたいです。

― 昨年2018年よりご自身のレーベルVerseを立ち上げられましたが、Verseのレーベルコンセプトや今後目指している指標があれば教えてください。

T: Verseは現状プライベートレーベルとしてやっていこうかと思ってます。自分の出したいトラックを、より高音質でバイナルオンリー。自分の小さな夢を叶えて行く場です。やっぱり手に取れる物として残して行きます。数十年後にどこかのレコ屋で掘られて、「ヤベーやつあった!!なんだこのVerseってスタンプ?」とか思われたいですよね。

― あなた自身、もしくはレーベルの直近の活動があれば教えて下さい。

T: Verseの二作目が進行中で、近々リリース予定です。あとは国内のレーベルから尊敬するリミキサーを迎えてのシングルリリースと、また別の国内レーベルのコンピレーションに参加予定です。二つとも個人的に親交が深く、シーンを盛り上げていこうとする熱意がある人達なので、何らかの形で関われて非常に刺激になるし、嬉しく思います。海外からは初となる変名でのリリースを控えてます。このリリースは「神」名義シリーズなので自分もとある「神」になります。


Deepbass

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― あなたはグラスゴー出身ということですが、音楽面で故郷があなたに影響を及ぼしたことは大きいと思いますか? また、同郷のアーティストで特に影響を受けたアーティストがいれば教えてください。

Deepbass (以下、D): 間違いなく多くの影響を受けたね。若い頃、The ArchesやSub Clubに行って、SlamやEdit Selectなど多くの地元のアーティストに会った。毎週末、興味深い国際的なゲストが来ていて、さまざまなスタイルの多くのアーティストに会うことができて、僕が作りたい音を発見する道標となったよ。

― グラスゴー以外で影響を受けたアーティストがいたら教えて下さい。

D: 過去にはSpeedy JJeff MillsDave Clarkeなどのアーティストを聴いていた。彼らはかつて僕が影響されたスタイルだったけど、その後より深いテクノサウンドに打ち込んでいった時にDino SabatiniGiorgio GigliCio D’orなど、他の新しいアーティストにインスパイアされた。僕はそれらの素晴らしいアーティストたちと僕のレーベルInforma Recordsで一緒に仕事をすることができて、とても満足しているよ。

― 今はスペインに拠点を移し活動中とのことですが、何年からスペインのどちらに住んでいますか。スペインの音楽シーンについてどのように感じていますか。

D: ここ4年間はバルセロナに住んでいるよ。僕は自分の人生に何らかの変化が必要な段階に達し、自分の人生であった場所の外で生活する経験が必要になった。ここには何人かの友人が住んでいたので、自分にチャンスを与えることにしたんだ。ライフスタイルのチャンスは僕にとって良いものだったよ。バルセロナの自由な空気は僕のマインドセットをシフトし、僕の音楽をまた別の方向へ導いているよ。

― 過去にNessと一緒に作成した多くのトラックを発表していますが、Nessとの出会いやどのようにしてコラボレーションをするようになったか教えていただけますか。

D: Rising Managementと呼ばれるエージェンシーに参加したとき、Nessに会った。それは僕の音楽キャリアが始まって間もない頃だった。スペインのカステリョンで開催されたTest Festivalに招待されて、僕らは素晴らしい時間を過ごした。その時にはお互いにそれぞれの音楽を知っていたね。それから間もなく彼をグラスゴーへ招いて初めて共作をして、それからずっと続けているよ。

― 特に印象的な共作のトラックは何ですか。

D: 僕たちのコラボレーションの中でお気に入りのトラックは、Informaからリリースされたコンピレーション『Formation 2』に収録されている「Edo」というトラックで、特別で幸せな雰囲気が自然に表現されていると思うよ。

― 今までに何度も日本でプレイされていますが、今までで一番記憶に残ったパーティ、フェスティバルを教えて下さい。

D: 日本で演奏するときはいつも特別なものだけど、Paramount Festivalで演奏した時間はとても素晴らしかった。そこは僕がプレイする喜びを持つ、最も美しい場所の一つだね。山に囲まれた日本の自然を堪能できる、小さくくつろげる空間だよ。

― 記憶に残ったその理由はなんですか。

D: 2017年にThe Gods Planetがそこで非常に素晴らしいクロージングライブを披露したんだ。彼らが演奏を終えた後も、全員がダンスフロアを離れる様子がなかった。予想外のB2BセットのためにNessと参加したよ。会場は電撃を受けたかのような空気だったね。日本を訪れた中で僕が覚えている最高の瞬間の1つだよ。

― あなたのレーベルInformaからリリースされている日本人アーティストHironori Takahashiさんとの出会いについて教えて下さい。

D: 友人のnAX_Acidのレーベル、Aconitoでのリリースを通じてヒロノリの音楽を発見した。彼のサウンドが大好きで、彼の楽曲を沢山使用し始めたんだ。僕らはメールで連絡を取り、彼は僕にいくつかのデモを送っていた。その後彼が送ってくれた『Blending Mode EP』のトラックが僕のレーベルからリリースすることになったんだ。そのトラックはとても気に入っているよ(※Hironori Takahashiのインタビューを参照)。

― 今回久しぶりの共演となりますが、どのような気持ちですか。

D: 2014年に横浜ギャラクシーとDommuneで一緒にプレイしたのはとても良い体験だった。彼は素晴らしいDJなので、VENTで再びブースを共有できることを楽しみにしているよ。

― 2年振りの来日となりますが、来場する日本のファンにメッセージをいただけますか。

D: 日本に戻るのがとても楽しみだ。日本のパーティーは常にオープンマインドな人たちと非常に独特な雰囲気があり、他の場所では使わないような楽曲もプレイしたくなるんだ。だから僕は君たちのために特別な音楽を用意するつもりだよ。

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Interview & Text_mu”he
Edit_Yuki Kawasaki

■ FUSION
2019.11.30 (Sat.)
@ 表参道 VENT
<イベント詳細>
http://vent-tokyo.net/schedule/deepbass/

【 Slam、Nessが絶大の信頼をよせる次世代ミニマル・テクノの最前線、 Deepbass 】
    
Dave ClarkeとSlamによるSomaやEdit Selectのレーベルから良質な作品をリリースするDeepbassが、11月30日に開催されるパーティ、 FUSIONへの出演が決定!!

Deepbassと名付けたアーティスト名とこのプロジェクトは、自分自身のサウンドに対する意志とコミットメントへの強い決意表明である。Edit Select Records、Aconito Records、Dynamic Reflection、Somaなどの人気レーベルから作品をリリースし、多くのファンを獲得し、実際に名前の通りのクリエイティブ・アウトプットを続けることで、Darren本人の個性とタレント性を表示してきたのだ。

またNessの名前で知られるイタリアのプロデューサーAndrea Deplanoが自分と同じテクノに対するビジョンをもっていることに気付き、神秘的な適合性を持つコラボ作品を発表してきた。プロダクションとパフォーマンスそのものがDeepbassを特徴付けてきて、単調な繰り返しを避けて挑戦し続けることで常に限界を超えてきた。

Deepbass自身が主催するInformaは、ディープ・テクノシーンを代表するレーベルに成長を遂げた。Nessや、Claudio PRC、Dorian Grayなど名だたるアーティストが作品をリリース。ディープかつエクスペリメンタルなサウンドを含むテクノが特徴的である。

ホストを務めるのは、mu”heとKai Galacticが仕掛ける新パーティFUSION。第一回目となった前回はTresorのレジデントでありRadio MatrixのボスDelta Funktionenと国内ヘッドライナーとしてGonnoをブッキングし、都内のテクノヘッズが集まる熱狂の夜となり成功を収めた。今回はROOM1にDeepbassのレーベル、InformaからもリリースするHironori Takahashiの出演も決定した。進化を続けるニュースクール・テクノの最前線を直に体験できるイベントになるだろう!

URL: http://vent-tokyo.net/

 

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