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Interview: 極上のアヴァンギャルド、奇才dOPがウクライナのレーベルから初EP「Carousel」をリリース!!

ウクライナ・キエフの現在をフレンチミニマルの鬼才が語る。

Mixmag Japan | 6 May 2020

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近年、ウクライナ・キエフのアンダーグラウンドシーンへの称賛が鳴り止まない。その最前線でリリースラッシュを見せる新興レーベル“Eleatics Records”が、ついにフレンチミニマルの奇才dOPとタッグを組んだ。記念すべき初EP『Carousel』のリリースについて、Damien VandesandeとJonathan Illelにmixmag Japan独占にてインタビューを行った。
新型コロナウイルスの出現は、エレクトロニックミュージックシーンにも暗く重い影を落とした。シャッターが下りたままのクラブは存在を忘れ去られたかのように哀愁を漂わせ、世界のトップフェスは次々とキャンセルを発表するという異例の事態に陥った。そして、未だ先の見えない戦いの中にいる。

音楽、そして、全てのエンターテイメントが必要不可欠であるという再認識と、一刻も早い収束を願って、このインタビューを贈る。

Viacheslav (A&R of Eleatics Records)
僕たちは学生時代からずっとdOPの大ファンだったことからオファーしました。こうして自分たちのレーベルから彼らの楽曲をリリースできることを非常に嬉しく思っています。

Maksym (A&R of Eleatics Records)
楽曲リリースは基本デジタル配信のみとなっていますが、今回のdOPに関しては、ヴァイナルリリースすることに決めました。素晴らしい音楽に加えて、皆さんにはデザイン、特にアートワークで私たちが何を表現したかったか?そういった点においても注目してもらえると思います。

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‐ “Carousel”の誕生の背景を教えてください。

Jonathan Illel(以下、J): Carouselは去年の冬のとある水曜日に生まれたんだ。それ以外に特に理由はないよ。

Damien Vandesande(以下、D): 最後の楽曲のアイデアは、暗くて寒いモスクワの夜の家で生まれたんだ。

‐ ホーンのループやユニークなバラエティーに富んだシンセ使いによって、宇宙的でもあり、煌びやかなトラックになっていて、ボーカルの妖艶さを際立たせていると思います。楽曲制作の過程で、特に好きな瞬間はありますか?

J: 部屋の中でインスピレーションを感じられる時はすごく良いよね。

D: そうだね、一番楽しい時間はクリエイティブな時間だね。自分自身の中に思い描いているものを生み出せた時は、すごくエクスタシーを感じるし、精神は完全に今自分が行っていることに集中している。僕にとってはそれが人生で最も大切な過程であり、創造している時と言えるね。

BedouinJennifer Cardiniをリミキサーに迎えた理由を教えて下さい。

J: なぜなら僕たちは彼らを愛しているからさ。

D: その通り!!彼らは彼らのスタイルを確立し、マスターしているからね。

– それぞれのリミックスについて感想を教えて下さい。

J: Bedouinは午前1時、Cardiniは午前4時だね。

D: 彼らは素晴らしいよ。それぞれ違ったレクチャーを原曲に与えてくれるんだ。

‐ 楽曲だけに限らず、オリジナリティー溢れる破天荒なライブパフォーマンスにも絶大な人気がありますが、何か心掛けていることはありますか?

J: その秘密は“正直さ”かな。僕たちはステージ上では常に僕たち自身であるし、現実なんだ。もし僕がひどい歌い方をしたら、お客さんはそれをそのまま聴き入れるだろう。隠すものは何もないよ。良いとこも悪いとこも全て見せる、それはまるで僕たちの人生のアップダウンのようにね。みんなもそうだろ?人生はローラーコースターなのさ。

D: そう、僕たちは自分たちの情熱に対して常に真っ直ぐだし、それに向けて努力していて、新しいチャレンジもしている。自分たちのパフォーマンスでオーディエンスを興奮させようと決意した一番最初の時と同じ気持ちで今もステージに立っているんだ。だから、常に新しい楽曲を披露することに対して刺激を感じているよ。あなたがそれを感じているなら、他の人たちも同じように感じているだろうね。

‐ 2018年の「Strichka Festival」に出演されていますが、いかがでしたか?キエフのアンダーグラウンドシーンについてどう思いますか?

J: 「Strichka festival」は、2018年の最高の瞬間の1つだったね。キエフのアンダーグラウンドシーンは毎日成長し続けている。ちょっと15年前のベルリンにも似ているかな。カルチャーについての興味と熱狂を感じられるよね。それが現実で、ディープなことだよ。

D: 僕たちはすでに10年以上に渡って、ウクライナでパフォーマンスをしているんだ。だから、僕たちはここのオーディエンスと音楽シーンと非常に親密な関係を築けているよ。「Strichka festival」は、今キエフで何が起こっているか、それの完璧な見本だよね。キエフには素晴らしいアンダーグラウンドシーンと、素晴らしいDJたち、心地よくて好意的なバイブスがあるよ。

– 日本の音楽シーンについてはどう思いますか?

J: 残念ながら、僕はそれについてはもっと深く知る必要があるね。しかし、Damienはもっと語ることができるはずだよ。僕が知ってる全てのことは、日本のオーディエンスと日本という国が恋しい、ということだけだね。

D: 僕たちが日本に一番最近行ったのは、2019年の最初で、過去10年間にも日本には素敵な思い出が沢山あるよ。僕たちの最後で最高の思い出は、クラブじゃなくてフェスティバルだった。日本のナイトライフにおいては、非常に難しい政治的な問題があるよね。多数のクラブが生き残るのが大変な状況になってしまっている。でも、日本のオーディエンスは素晴らしいよ。音楽に対してのパッション、そして独特なバイブスをいつも浸透させてるよね。

– 現在はコロナウイルスという世界規模での問題が起き、イベントの中止による音楽業界にも影響が出ています。こういった危機的状況の中で音楽の存在価値はとても貴重だと思いますが、アーティストの立場からどうお考えですか?また、ファンに向けてメッセージがあったらお願いします。

J: 世界中どこにいても、音楽はいつでも元気付けてくれて、心を温かくしてくれるもの。家にいて、あなたとあなたの大切な人を守りましょう!

D: 今は家にいて、ウイルスを根絶させる時だと思う。僕は本当にこの困難な時代の中でも、今の自分たちの環境の中でより良く生きること、お互い協力し合っていく方法を考えて、大事なものを守っていけるように心から願っているよ。また今は多くの人にとって彼らがやりたかったことをやったり、クリエイティブになって、内面を探っていくチャンスだと思う。僕たちは音楽がなくては生きていけないし、それは今を生きる全ての人と同じだと思う。そしてこの状況が終わったら、みんなまた踊り出して普段はあまり気づかないような人生のたくさんの喜びについて祝福すると思うんだ。一緒に世界を良い場所にしていこう!


Interivew_Kana Miyazawa

■ 『Carousel』/ dOP

<dOP リリースに関する情報はこちらから>
Bandcamp
deejay

 

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