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INTERVIEW:Adana Twins「バリエーションの豊かさこそ、僕らが根本的に求めているものなんだ」

ハンブルクからの来訪者。テクノとハウスの狭間で揺れる2人組

Mixmag Japan | 2 May 2019

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L→R Friso、Benjamin

Solomunのレーベル<Diynamic Music>、ベルリンを代表するレーベル<Watergate Records>、数々の名門からリリースを重ねるドイツのデュオAdana Twins。つい先日、大阪のナイトクラブJouleで開催された「YOUAREHERE」に出演したばかりだが、明後日の5月4日、渋谷のSOUND MUSEUM VISIONに登場する。ちなみに明日はシンガポールでギグがあるそうだ。大阪→シンガポール→東京と来る激務の中、彼らは我々のインタビューを受けてくれた。

ハウスとテクノの間を自在に往来し、世界中のオーガナイザーやDJから賛辞を送られる彼らのこれまでと現在、そして未来。

― お二人のDJを聴いていると、テクノとハウスを自由に使い分けている印象を受けます。過去にはハウスミュージックのプロデューサーとしてインタビューを受けてらっしゃるようですが、意識的にモードの使い分けはされているのでしょうか?

Friso:そうだね。確かに僕らはひとつのジャンルに固執しないようにしているところがある。特定のジャンルに専念したほうが商業的に成功する可能性は高くなるだろうけど、僕らは異なるサウンドの間を行ったり来たりするのが好きなんだ。様々なエレクトロニック・ミュージックを追求するのは楽しいよね。ジャンルが違うトラックを作っていると、その都度発見があるんだよ。ドラムひとつ取っても、ファンクとテクノでは動作が違うだろう? プロデューサーとしてもDJとしても、自分たちの中に多様性は持っておきたいんだ。

― Benjaminさんは、テクノやハウスの前にヒップホップのDJとして活動されていたと聞きました。

Benjamin:その通りだよ。僕のすべてはラップから始まったんだ。当時は毎週水曜日に小さな集会場みたいなところに集まって、フリースタイルセッションをやってた。出演者はDJが2~3人と、MCが数人。初めてのジャムセッションだったよ。エレクトロニック・ミュージックを聴くようになったのはハンブルクに引っ越してきてからさ。ドイツのヒップホップ、当初はグラフィティやブレイクダンスを純粋に楽しむようなカルチャーだったんだけど、いつからかシーン全体が攻撃的になっていったんだよね。それも僕がヒップホップを離れた理由のひとつかもしれない。

― プロデュースを始める前にDJを始めたそうですが、その頃にお二人が影響を受けたトラックは何だったのでしょう?

Benjamin:Tanner RossWolf&LambSoul Clapにはめちゃくちゃ影響を受けてるな。僕らの初期の楽曲「Everyday」、「Strange」、「Anymore」あたりを聴くと分かってもらえるんじゃないかと思う。あとTale of Us。メロディアスでディープハウスっぽいアプローチは彼らから学んだよ。

Adana Twins – 「Strange」

Friso: 今もだけど、僕にとっては90年代半ばの音楽はインスピレーションであり続けているね。特にDaft Punkの『Homework』。最初の質問に戻るけど、異なるジャンルの曲を作る意義はこのアルバムに教えてもらった気がするよ。Benjaminが言った「Strange」は、ジム・モリソン(The Doors)からの影響もあるんだ。その意味では、僕らの音楽はジャンルや時代が相互に作用していると思う。バリエーションの豊かさこそ、Adana Twinsが根本的に求めているものなんだよ。

― なるほど。レーベルによっても、かなりトラック(あるいはミックス)が異なっているように感じます。たとえばSolomunのレーベル<Diynamic>からのリリースは、非常にアグレッシブですよね。2017年の「Uncompromising」は最高でした。これらのニュアンスの違いは、レーベルからのオーダーに応えたことによるものなのでしょうか?

Friso:それはどうかな。僕らはスタジオで新しい音楽をプロデュースするときは自分自身を制限しないようにしてるんだ。それがたとえレーベルからのリクエストであってもね。

Benjamin:そうだね。「あなたのレーベルに合った曲を作ります。ちょっとスタジオ行ってきますね」と言って曲を作ったことはないな。先方のことは気にせずに、いつも気ままに音楽を作ってるよ。もちろん最終的にレーベル側も気に入ってくれる曲になればベストだけどね。

― レーベルの運営についても質問させてください。お二人はご自身でもレーベル<TAU>を運営されています。今の世の中、インディペンデントにレーベルを経営するのもなかなか大変かとお見受けしますが、それを踏まえても自分でレーベルを持つ価値はありますか?

Friso:そりゃあ大変だけど、それ以上に僕らは若い才能を発掘するのが好きなんだ。それにレーベルを持ってると、自分たちの音楽にも集中できるしね。Adana Twinsの発展のためでもあるよ。

Benjamin:そうだね。自分たちの遊び場みたいな感覚。レーベルを運営することに関しては毎分のように価値を感じてるよ。

Friso:InnelleaやEdeなんかも<TAU>から出してるけど、彼らは本当に才能があるよね。今後のリリースも楽しみにしててよ。

Innellea – 「The Things We’ve Accomplished Together」

― <TAU>のサウンドクラウドをフォローしているのですが、リリースもミックスも実にユニークですよね。具体的なコンセプトはあるのでしょうか?

Friso:自分たちの音楽を追求すること、もう一方はリスナーにサプライズを届けることかな。

Benjamin:すべてのリリースが高いクオリティにあることは大前提だね。若手の中に僕らが求める水準に達してないアーティストがいた場合は、もしかしたら口を出すこともあるかもしれない。酷な話に聞こえるかもしれないけど、これもレーベルを主宰する立場の人間の仕事だと信じてるよ。

Friso:だね。具体的に言うと、僕らはクラブでの音の鳴り方を重視してるんだ。もちろん音楽そのものも重要だけど、それだけじゃなくてサウンドデザイン的な観点も大事にしてる。

― 「Everyday」や「Strange」がリリースされてから7年ほど経ちましたが、当時と比較して最も変化したことは何でしょうか?

Friso:今やBenjaminは2人の子供の父親だし、ヴィーガンにもなった。ものごとがよりプロフェッショナルになったし、多くの人たちがAdana Twinsを支えてくれているよ。でもそれらを除くと、大きく変わった点はないかな。相変わらずロングセットは好きだし、そのために音楽を作ってる。

― 今回の来日では東京と大阪あわせて2公演ありますが、日本はどうですか?

Friso:僕らは出来る限りたくさんの国の文化や歴史を学びたいんだ。残念ながら今回は桜を見ることは叶わなかったけれど、少なくとも歴史的瞬間には立ち会えた。新時代の幕開けにDJをさせてもらえるなんて、そんなこと滅多にないよ*。ああ、もちろん和食を大好きさ。
*大阪公演(@ Joule) は令和へのカウントダウンイベントでもあった。

― 差支えの無い範囲で、今後の予定を教えて下さい。

Friso:Solomunのレーベル<Diynamic>から新しいEPが出る予定だよ。制作も佳境で、もうすぐ正式に発表できると思う。もちろん<TAU>からのリリースもたくさん計画してる。それにもうすぐフェスのシーズンだね。今から待ちきれないよ。

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Interview_Yuki Kawasaki

■ ALIVE presents WEAVES feat. ADANA TWINS
2019.05.04 (Sat.)
@渋谷 SOUND MUSEUM VISION
OPEN 22:00
DOOR ¥3,500 (1D)
ADV ¥3,000
With Flyer ¥3,000 (1D)
Under 23 ( 23歳以下の方 ) ¥1,000
Before 24:00 ( LINE MEMBER ONLY ) ¥2,000
ALL INTERNATIONAL GUESTS (ALL INTERNATIONAL I.D HOLDERS)
ENTRANCE FREE!! (+DRINK CHARGE ¥1,000)
<イベント詳細>
http://www.vision-tokyo.com/event/alive-feat-adana-twins

 

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