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FEATURES

INTERVIEW:Hannah Wants「パーティーって、要素の集合体なのよ」

現行ハウスシーンの最高峰、ついに初来日。

Mixmag Japan | 17 April 2019

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バーミングガムで生まれ育ち、2010年代のクラブシーンを代表する存在として目下大活躍中のHannah Wants。2014年にはMixmag UKとDJ Magの両方で“Best Breakthrough DJ”に選ばれた。2010年代も間もなく終わりを迎えようとしているが、彼女の勢いはとどまることを知らない。イビサを筆頭としたパーティーの聖地で彼女を待ちわびる声は多く、今年8月にUKで開催されるビッグフェスティバル「Creamfields」のラインナップにもその名が刻まれている。間もなく、渋谷のSOUND MUSEUM VISIONのレギュラーパーティー「EDGE HOUSE」に出演するため来日するが、その前に我々は彼女にインタビューする機会に恵まれた。待望の初来日。そして日本国内におけるHannah Wantsのインタビューもこれが初めてである。


Hannah Wants – 「How Long (feat. Kate Loveridge)」

かつてベースラインやUKガレージを武器にシーンへ台頭してきた彼女は、いつしかChris Lorenzoなどのビッグネームと組んでトラックを発表する存在となっていた。昨年には自身のレーベル<our_etiquette>を立ち上げ、ベースミュージックとハウスを中心にリリースを行っている。

「私のホームタウン(バーミンガム)がそういう街だったのよ。私がティーンネイジャーだった頃から、この街ではベースラインやUKガレージが鳴っていたわ。だからプロデューサーとしてその手の音楽を志すのは至極自然なことだったの。その頃は特別好きなアーティストがいたわけじゃなくて、クラブシーン全体に惹かれていたわ」。

Hannah Wants & Chris Lorenzo – 「Rhymes」

この曲がリリースされたのも、もう4年以上も前だ。今日(2019年4月16日現在)までの再生数は約830万。途方もない数字である。

「でも自分が“特別な存在だ”っていう実感はほとんどないのよ。日本に行けるのだって本当に嬉しいもの。フェスのステージでDJをするのはもちろん、オフィスでメールの管理をしている時だって、まるで夢を見ているみたいに感じるわ」。

世界的なスターであることをこちらに忘れさせるほど、フランクで気さくな人であった。彼女の故郷であるUKは、世界でも類を見ないほど文化としてダンスミュージックが根付いているが、日本との比較論についても真摯に答えてくれた。

「よくUKのクラブシーンが先進的だと言われるんだけど、他の国が劣っているとは思わないのよね。パーティーって実のところ要素の集合体だから、それを前提として考える必要があるんじゃないかしら。オーガナイザーはそのひとつひとつに執着する必要があると思う。ウェアハウスにはウェアハウスの良さがあるし、ハイエンドな箱にはハイエンドな箱の良さがある。それぞれのクラブには適切なサウンドシステムがあるし、そうなるとジャンルにも得手不得手があるのよね。たとえば私たちの国ではUSほどEDMが流行らなかったんだけど、それを享受する要素がなかったからだと思うの。その国だけで育まれた文化もあるだろうし、その中でDJは育つわけじゃない?もちろん、オーディエンスも。だから、“EDMは鳴かず飛ばずだったけれど、ハウスに対する情熱はどの国よりも持っている”なんて例も大いにあり得るはずよ」。

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上の文章だけでも全国のクラブワーカーに読んでいただきたいところである。「日本のダンスミュージック」であるとか「日本のクラブシーン」であるとか、つい大きな括りで語ってしまいがちだが、ひとつひとつ細かに見ていけば日本のストロングポイントも見つけやすいかもしれない。余談だが、今年1月に来日したNina Kravizも「日本はハウスミュージックにとって重要な場所である(要約)」と言っていた。

Hannah Wantsの話に戻そう。サブスクリプション・サービスは今や、多くのアーティストにとって重要なツールのひとつだ。特にDJにとってプレイリスト機能は、自分の審美眼を示すうえで大切な役割を果たす。実際、SolardoBicepなども自身のプレイリストを持っている。そしてHannah Wantsもまた、自身のセレクトを公開中だ。(*下にスクロールするほど新しい)

「本当はもっと時間をかけて曲を見つけたいんだけど…。音楽をディグることは、私の人生最大の喜びのひとつよ。どうやってディグってるのかって? 私には常にたくさんのプロモーションが送られてくるから、その中から宝石が見つかることもあるの。オールドスクールなトラックを掘り出すのも大好きよ! Beatport、SoundCloud、そしてYouTube。これらのプラットフォームのおかげで、今まで見過ごされてきた音楽たちに出会えるわ。音楽の量って膨大だから、その中から良いものを探し出すのは藁の中から針を見つけるような話なんだけど、たまらなく楽しいのよね」。

まるで彼女のDJをそのままプレイリストにしたような贅沢な内容だが、時折ハウス以外のサウンドも散見される。この中ではRandomerが最たる例だが、場合によってはテクノも範疇となるらしい。「私のセットに合えば何でもプレイするわよ。Mark HenningのTrojanも大好きだもの」。

Mark Henning – 「Trojan」

最後に、初来日を目前に控えた今、楽しみにしていることを聞いた。

「実は私、アジアの食文化を愛しているの。その中でも日本食のレベルはとんでもなく高いと聞いているわ。DJ以外では、日本のフードカルチャーを心から楽しみにしてる」。

UKのトップDJにしてトップディガー、間もなく日本上陸。まさしく、エッジーなハウスミュージックがVISIONで鳴らされるだろう。彼女にもぜひ初来日を楽しんでもらいたい。

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Interview_Yuki Kawasaki

■ EDGE HOUSE feat. Hannah Wants
4月27日(土)
@ SOUND MUSEUM VISION
OPEN 22:00
DOOR ¥3,000
ADV ¥2,500
<イベント詳細>
http://www.vision-tokyo.com/event/edge-house-presents-hannah-wants

 

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