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INTERVIEW:NICOLA CRUZ「意図して民族性を打ち出しているわけじゃない」

グローバルかつローカルな世界観を持つ鬼才。

Mixmag Japan | 31 October 2018

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プロデューサー / DJのNicola Cruz(ニコラ・クルース)。南アメリカにルーツを持ち、フランスで生まれ、現在はエクアドルの首都キトを拠点に活動を続けている。気の遠くなるようなスケールで生まれ育った彼は、今やトライバルなエレクトロニック・ミュージック界を牽引する存在だ。ニコラス・ジャーのオープニングアクトを務め、バルセロナのSónarにも出演。つい先日は、アルゼンチンの<ZZK Records>より、シングル『Siete』をリリースした。2019年の1月にはニューアルバムをリリースする予定だという。

彼は間もなく開催されるMUTEK.JP 2018にも出演するが、今回の来日に際し、Mixmag Japanはインタビューを行った。鬼才が語る、壮大な音楽の世界。

Nicola Cruz – 『Siete』


– あなたは伝統的なエクアドルのサウンドに影響を受けたことで知られています。自身の音楽についてどう考えますか?

Nicola Cruz(以下、N):確実にルーツを感じるよ。わざとそうしているつもりはなく、先祖代々伝わるものなのかもしれない。そういう音楽が自身から自然と生み出されるのは、とても素晴らしいことだと思う。リスナーには、現実と音楽のハーモニーや、(例えばアンデスの)生きたストーリーを届けているつもりだよ。僕が惹かれるのは、エクアドルの“民族性”というよりは、“伝統”そのものなんじゃないかな。

– では、エクアドルのミュージックシーンであなたが期待する次世代のアーティストはいますか?

N:もちろん。名前を挙げるならFidel EljuriQuixosis、そしてAlejandro Mendoza。視覚的にもビジュアル的にも彼らは自分たちのアイデンティティを兼ね備えている。まだ有名ではないけれど、みんな類まれな才能の持ち主だよ。

– エクアドルに限らず、あなたに影響をもたらした音楽はありますか?

N:最近2枚目のアルバムの制作を終えたんだけど、この作品では世界中の国の伝統、そして同世代の音楽に対して興味を広げたんだ。自分がエクアドルにいるときから始まっていたと感じるけど、様々な場所で演奏するにつれ興味の幅が広がって、それがアルバムに集約されたのだと思う。特にアジアのハーモニーと世界観はその大部分を占めているよ。

– プロデュース業やDJを始めてから、あなたの音楽はどのように進化しましたか?

N:常に学びと経験をすることが僕の人生では続いてる。同じセットは二度とプレイしないから、演奏の内容は毎回変わるんだ。スキルは前よりも上がっていると信じたいね(笑)。ライブでは、美しく儚いモジュラーのサウンドを使用した新しいセットで即興することにチャレンジしている。DJの面では全く制限をしていないし、自分が持つ様々なテイストの架け橋を模索したいな。

Nicola Cruz @ The Lot Radio (Jan 26, 2018)

– 何がパーティーやベニューを印象的なものにすると思いますか?

N:時々、パーティーやベニューは何か魔法のような要素が盛り込まれていると感じることがある。例えば昨年僕が出演したアメリカのフェスティバル、「Oregon Eclipse」。その名の通り“Oregon Eclipse(皆既日食)”がテーマなんだけれど、自分の出演日にちょうどそれが起きたんだよ。そこに居た人々もかなり沸いていた。そのときの自分のプレイも絶妙にハマっていたと思う。本当に魔法みたいだったよ。それから、チリ南部でもプレイしたことがあるんだけど、あれも素晴らしかったな。最高に美しい自然、海と山に囲まれたロケーション。僕の音楽とも相性が良かったように思う。

– 来日は今回が初めてではありませんが、過去に日本で行ったパフォーマンスはいかがでしたか?

N:日本のクラウドはマインドも聴覚もオープンで、とても気持ちが良いよ。日本で演奏できることは本当に嬉しい。以前日本でやったパフォーマンスは、とても刺激的でエモーショナル、そして本質的。素晴らしい体験だったよ。今回のMUTEK.JPでも、オーディエンスを驚かせるパフォーマンスが出来ると良いな。新曲もいくつかやる予定だよ。

– そのほかにニュースがあれば、ぜひ教えてください。

N:やっぱりニューアルバムについてかな。ZZK Recordsから出るんだ。2015年に「Prender el Alma」という作品を発表したんだけど、あのアルバムは自分のスタンスを明確に示したもので。今回は自分が影響を受けた様々な音楽を、僕の解釈としてリスナーに届けたかったんだ。いつも惜しみなくサポートをくれる<Multi Culti>とも継続的に仕事をしていて、こちらではよりオーガニックな要素を持った曲を作ってるところだよ。


Interview_Nick Clarke
Edit_Yuki Kawasaki

■ MUTEK.JP 2018
日程:2018年11月1日(木)~11月4日(日)
会場:渋谷 WWW / WWW X、日本科学未来館、代官山 UNIT
<イベント詳細>
https://mutek.jp/

 

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