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INTERVIEW:Perc「アクシデントによって生まれた曲のほうが思い入れは強い」

Perc Traxの主宰にしてインダストリアル・テクノのパイオニア、日本襲来!

Mixmag Japan | 7 August 2019

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インダストリアル・テクノのパイオニア、Perc。自身が主宰を務める<Perc Trax>を運営するかたわら、Drumcodeなどのトップレーベルからリリースを重ねており、シーンのトッププロデューサーであることは誰もが認めるところだ。I Hate ModelsやDax Jなど次世代を担うアーティストも憧憬の眼差しを送る。先日のTomorrowlandでは、Charlotte de WitteがPercの「Look What Your Love Has Done To Me (Perc VIP Mix)」をかけていた。

Perc – 「Look What Your Love Has Done To Me (Perc VIP Mix)」

そして来る8月9日(金)、満を持して御大が渋谷VISIONで開催される「ALIVE presents REBOOT」にゲスト出演する。来日を目前に控えた今、Mixmag Japanはインタビューを敢行した。


― インダストリアル・テクノの第一人者と聞いて、あなたの名を挙げる人は多いと思います。私個人としてもあなたが作る曲を聴いて育ちました。数々のキラーチューンを生み出したアイデアの源泉はどこにあるのでしょうか?

Perc(以下、P)往々にしてスタジオの外で降ってくることが多いんだ。旅行中であるとか、ね。で、それをスタジオに持ち込むんだけど、当初僕の頭の中に鳴っていた音と、結果として出来上がった曲は違う場合が多いんだよ。いくつかは完全な事故だね。たとえばMIDIデータを別のシンセに送ったことによって出来上がった曲があるんだけど、最初に想定していたものよりもずっと良くなった。何かから影響を受けて作った曲よりも、そういうアクシデントによって生まれた曲のほうが個人的な思い入れは強いんだ。

― それでも“Percっぽい”曲の特徴はいくつか挙げられるような気がします。たとえばベースの鳴り方や、“インダストリアル”と言われる所以でもある金属音がぶつかるようなプロダクションとか…。

P 金属の音なんて偶発性がもたらす最たる例だよ。自分で作ってても最終的にどういうプロダクションになるか分かったもんじゃない(笑)。ベースに関して言うと、僕は2003年ぐらいまでずっと同じセットアップを組んでいたんだ。FMシンセサイザーのサウンドをDODかBOSSのエフェクターにかませて、ディストーションをかける。これによって、プラグインとハードウェアのユニットが出来上がるんだ。キックとベースのピッチが同じになる瞬間があるんだけど、僕はそれがたまらなく好きでね。その好例が、<Stroboscopic Artefacts>からリリースした「Tension」っていう曲。

Perc – 「Tension」

― 「Tension」、私も大好きです。この曲にもメタリックなモチーフを感じることができますが、その“偶発性”というのはリミックスに関しても言えることですか? あなたは多くのアーティストのリミックスを手掛けてらっしゃいますが、予期せぬ出会いに期待する部分はあるのでしょうか?

P あるね。めちゃくちゃあるよ。リミックスを手掛けるのは本当に楽しい。他のアーティストと組むと、まさに予期せぬ出来事が起きるんだ。これまでにRandomerTrussAdam XAnsomeなんかと仕事してきたけど、彼らからは様々なことを教えてもらった。これぐらいのアーティストになると、みんなそれぞれ独自の方法論を持っているから、彼らと組むことでそれまでの自分ではたどり着けなかった境地まで行けることがあるんだよ。これは本当に勉強になる。

― あなたほどのキャリアがあるアーティストからそういう言葉を聞くと、一介のライターではありますが身の引き締まる思いです…。

P どの業界にも言えることだけど、成長段階にあるシーンに若手は絶対に必要なんだ。例外はないんじゃない? 今のテクノシーンでは素晴らしい才能が次々とブレイクしているけれど、僕はとても良いことだと思う。この業界には長いこと関わってきたけれど、今は確かに盛り上がってるよね。間違いなく、若手の台頭があったからだよ。スイスに<Danse Noire>っていうレーベルがあるんだけどさ、ここに所属してるGILってプロデューサーが素晴らしくて。僕も彼の「Swallow Ash」という曲をDJのオープニングで使わせてもらったんだけど、我ながら完璧だったな。このトラックのおかげで最高のスタートが切れた。

― この間出演された「Awakenings Easter」もこの曲がオープニングでしたか?

P いや、この曲ではなかったよ。確かに僕はビートレスなトラックで自分のセットを始める傾向はあるけれど(笑)。

― フェスやクラブによってスタイルを変えることはありますか? 日本でもフェスとクラブは比較されがちですが、ヨーロッパではどうでしょう?

P 完全に補完しあう関係にあると思う。僕は両方とも大好きだけど、スタイルは変えてるかもしれないね。優れたサウンドシステムを備えたナイトクラブならば、音楽に没頭することは簡単だ。体験としても非常に濃密でパーソナルなものになるだろう。けれども、フェスティバルがその反対にあるわけじゃない。…まぁ中にはそういうフェスもあるだろうけど(笑)。良い音響、良いオーガナイザー、良いロケーションが揃うと、やはりそれも素晴らしい体験になるんだよ。才能あるDJたちが一か所に集まるのも良いよね。だから僕にとっては、昼間はフェスを楽しんで、夜はクラブで開催されるアフターパーティに行くのがベストな組み合わせだな。

― 最近ではレーベルがフェスのステージをオーガナイズするケースも増えてますが、<Perc Trax>ではそういう予定はないですか? ツアーは既に行ってますよね? この間イタリアをGhost in the Machineと一緒に回ったと聞きましたよ。あわよくば日本でも…。

P そりゃあ機会があればやりたいよ! 僕たちの完璧なショーケースを日本に持ち込みたい。ラインナップに3組ぐらい<Perc Trax>のアーティストがいて、なおかつ大きな会場でギグを組むのは個人的にも大好きさ。欲を言えば全員<Perc Trax>のアーティストで固めたいよね。やっぱりレーベルが一丸となって初めて表現できる一体感ってあると思ってて、それは体験としても素晴らしいものになる気がするんだ。ぜひやろうよ!

― テクノ好きなお金持ちがこの記事を読んで下さることを祈るばかりです。最後に、これからの展望を差支えのない範囲でお伺いできますか?

P この間「ALIVE」にも出演したI Hate Modelsのデビューアルバム『L’Âge Des Métamorphoses』が<Perc Trax>から出たよ。僕のトラック「Look What Your Love Has Done To Me」のリミックス盤も好評みたいでありがたい。今後はAnsomeとの共作も増えると思うので、彼との仕事も楽しみだね。ギグもたくさん予定してる。日本のみんなとVISIONで会えるのも楽しみにしてるよ!

Perc, Perc 来日, Perc VISION, mixmag


text_Yuki Kawasaki

■ ALIVE presents Reboot feat. PERC & 999999999
2019.08.09 (Fri.) @ 渋谷 SOUND MUSEUM VISION
<イベント詳細>
http://www.vision-tokyo.com/event/alive-presents-reboot-feat-perc-999999999

 

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