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FEATURES

【インタビュー】OTHERTHEQue! 3周年の軌跡と今後について

心地よいオルタナティブな空間を作るために。

Mixmag Japan | 1 September 2020

OTHERTHEQUE!, Boys Get Hurt, Boys Get Hurt インタビュー, mixmag

左: JUNSHIMBO 右: Boys Get Hurt

2017年、旧TRUMPHOUSE(現Oath)にてBoys Get HurtとJUNSHIMBOの2人がローンチしたパーティ〈OTHERTHEQue!〉。OTHER=多人種、THEQUE=人が集まる場所を意味し、音楽好きが集まるフレンドリーな空間をコンセプトにパーティを開催し続けている。2019年からは渋谷のContactでもイベントを開催し、月曜日の夜ながら多くのオーディエンスを集めた。そして今年2月には同ベニューで初の週末開催を敢行し、数百人規模のパーティを実現。ラインナップもUKからPatawawa、オーストラリアからYoung Franco、ノルウェーからJerry Folkを招聘し、文字通りOTHERTHEQue!の集大成的一夜となった。

2人で育んできたパーティも、先日8月20日に3周年を迎えた。当初のコンセプト通り、今や音楽好きたちの揺ぎ無き社交空間である。今回のインタビューでは、2人の出会いからOTHERTHEQue!結成経緯、さらには今後の展望までを追ってゆく。


― まずはお二人の出会いについて教えてください。OTHERTHEQue!はどのようにして発足したのでしょうか?

JUNSHIMBO(以下、J): 出会い自体は2011年ぐらいですね。WOMBのイベントにお互いDJとしてブッキングされたんですけど、知り合ったのはそのタイミングです。それ以降は一緒の現場はありつつも、何か共同でやるってことはなかったですね。

Boys Get Hurt(以下、B): その頃のSHIMBOくんは今とは全然違うスタイルでDJをやっていたので、僕と音楽的に交わることがなかったんです。当時は今と比べるとずっとテクノ寄りのDJだったもんね。

J: ちなみにゆうきさん(Boys Get Hurt)はその頃からKitsuneと関りがあったので、DJのスタイルとしては今とほぼ同じニュアンスですよね。

B: うん。でも確かにジャンルは違ったんですけど、僕はその頃から彼をリスペクトしてたんです。とにかくフロアのお客さんを踊らせてたから。

J: Andrew Weatherallが好きだったんですよ。BPMは116とかの攻撃的なテクノとディスコの中間のジャンルのDJを5年ぐらいやってました。一方で並行して、あるファッションブランドの音楽プロデュースも行っていたんです。そちらではディスコとかハウス系の明るめのジャンルの音楽を作っていたので、当時の僕はDJとプロデュースではっきりモードを分けてましたね。で、その攻撃的なキャラクターが年齢と共に落ち着いてきまして(笑)。というのも、ある時クラブは踊るためだけの場所ではないことに気付いたんです。クラブに来る人は多種多様。音楽を片手にお酒を楽しみたい人もいて、友達と会話を楽しみたい人もいて…。そんな中で無理矢理踊らせるのは違うなと。なので今は、会話も楽しみつつ、良い塩梅で踊れるような、ディスコやハウスを中心にDJしてますね。

B: “OTHER”(他者)というのも、このパーティにおいてはオルタナティブな意味があるんです。ちょっと異質な人たちというか。それは人種だったり、考え方だったり性別だったり様々なんですけど、そういう人たちが集まれるような場所を作りたくて。

J: そういうフィーリングが合って、ゆうきさんと2017年に旧TRUMPHOUSEでOTHERTHEQue!を始めました。

B: 3か月に1回ぐらいのペースで続けてたんですけど、ContactにBoys Noizeが来た時(2018年5月)を最後に一旦僕が仕事の都合もあって離れたんです。まぁ離れたというか、DJでなくアドバイザー的な立ち位置にシフトしました。で、今年の初めにContactの週末開催の時に出演者として戻ってきた感じですね。

OTHERTHEQUE!, Boys Get Hurt, Boys Get Hurt インタビュー, mixmag

― Contactでパーティを開催するようになってからは海外からもアーティストを招聘しております。今やそれがOTHERTHEQue!の特徴のひとつかとも思うのですが、海外からDJを選出するにあたり何かコンセプトはあるんですか?

J: 音楽的には感覚によるところが大きいですね。単純に自分たちが好きなアーティストを呼ぶっていう。でも戦略的なコンセプトはあります。“まだ日本に来たことがない”っていうのは、僕らにとって重要なんです。いち早くそのアーティストを日本に紹介する意図はありますね。で、東京をハブにアーティスト同士のコミュニティも作りたいですし、何回かパーティを重ねてゆくうちに形にはなってきてます。日本人のアーティストも含めて、彼ら同士で何か作品を作るきっかけを提供できればいいなとは思います。

― それこそBoys Get Hurtさんは今日までに海外の著名レーベルから音源をリリースされてますしね。日本国内からもそういう働きかけをしてゆくのは重要だと思います。

B: 最初は日本と海外の認識の差にギャップを感じてたんです。KitsuneToolroomからリリースしても、なかなかその熱量が国内に伝わっていかないというか。でも最近は草の根的な活動をしてゆくことも大事だよなと感じてまして、僕自身のほうから色々働きかける必要もあるよなと考えるようになりました。それが自分以外のところにも良い影響として伝わって、結果的に国内のシーンの活性化に繋がったら最高ですよね。

― 現時点でOTHERTHEQue!的に気になるアーティストはいらっしゃるんですか? お二人に伺いしたいです。

B: 今あえて名前を挙げるならばSatin Jacketsですね。もうドイツではベテランの域に差し掛かってる人なんですが、まだまだ日本国内の知名度は低いですし、来日したことがない。ずっとスローディスコ / ニューディスコで作家性が一貫してて、メロウな感じが得意なDJなんです。OTHERTHEQue!としても良い塩梅なんですよ。フロア寄りでもないし、歌モノ過ぎもしない。そのバランスがちょうどいいんです。個人的には、日本のシーンを見渡した時に一番欠けている部分だと思いますね。その意味でもぜひ注目してもらいたいです。彼も僕に近いものを感じてくれているようで、Toolroomから出てる『Toolroom Poolside』ってミックスコンピレーションがあるんですけど、Satin Jacketsがキュレーターを務めた回に僕の曲を入れてくれてるんですよ。…なので、プロデューサーとしてリンクもしつつ推したいって感じです。もちろん僕らのパーティにも呼びたい(笑)。

J: 僕はDavid Jacksonですね!この前のOTHERTHEQue! with your day by dayの企画にも参加してくれたのですが、19歳ながらセンスがとてつもないです。その若さでよくそこに行きついたなと(笑)。既にBBC、Rinse FM、Future Disco、Annie Macなんかも激プッシュしてるんです。もうDefectedの〈DFTD〉からリリースまでしちゃうっていう…。とんでもないヤツですよ。去年出た「Broken Heart」という曲で、一気にブレイクしました。この曲はいまだに売れてますね。かと思えば、最近やり取りしたメールで「学校がやっと夏休みだよ!」なんて言ってて、本当に10代なんだなーとも思ったり(笑)。日本にも興味があるみたいで、「いつか行きたい」とも言ってくれてるんで、僕らが呼びます!多分彼は僕が呼ばなくても誰かが呼ぶ存在にはなると思うので、ここで言っておきます!(笑)

― 世の中はこんな状態ですが、OTHERTHEQue!は3周年を迎えました。今年の初めにContactで開催されたパーティがOTHERTHEQue!史上最大規模だったこともあり、2020年はさらに飛躍する年だったのではないかと推察します。そんな中で、今後何か考えてらっしゃることがあれば教えてください。

J: 今までは僕がワンマン的にパーティを運営していたところがあるんですけど、これからはチームで動くことが多くなると思います。企画を発案するのが僕で、書類をまとめるなどの事務作業をしてくれるのがMochidaさん、英語が堪能なMaryちゃんは海外アーティストのブッキングを担当。…というように、より組織的な動き方にシフトしてゆきます。それから、年内にレーベルを立ち上げる予定でして、実は既にリリースも決まってるんです。まだ細かい部分を調整中なので詳細は言えないのですが、ある複数の海外アーティストの曲を集めたEPが出ます。オーバーグラウンド / アンダーグラウンドの垣根を超えた内容になっていて、僕自身も楽しみにしてますよ。

B: OTHERTHEQue!の中心的なプロデュースはJunくんが担っているので、僕はどちらかというとアーティストとして「どうやってこのパーティを推進させてゆくか?」を考えたいです。規模が大きくなっても、このノリを崩さずに続けたい。世間が今こんな状態だからこそ出来ることもあると思うので、そことの折り合いをつけながら活動したいですね。個人的には、比較的ウイルス感染のリスクが少ないと言われる野外パーティなんかにもチャレンジしたいです。野外レイヴはありますけど、僕らのノリの野外イベントってあまりないんですよね。それもこの状況だから見えてきたヒントかなと思います。これからも色々考えていく上で分かってくることもあるでしょうし、それには積極的でありたいです。

OTHERTHEQUE!, Boys Get Hurt, Boys Get Hurt インタビュー, mixmag

3周年記念・OTHERTHEQue!にゆかりのあるアーティストからのコメント

Patawawa

素晴らしいレーベル/ブログ/エージェントだね。最新の音楽を共有したり、世界中の超イケてるアーティストをブッキングしたり。私たちもイギリスから東京に行けて本当によかった。Young FrancoとJerry Folkとも共演できて、とにかく良い夜だったんだ。彼らはこれからも素敵なことを続けていくに違いないね!

Joe Hertz

OTHERTHEQue!は日本の未来のエレクトロミュージックシーンを担う、情熱的なプラットフォームだよ。

Jengi

面白い音楽と良い人、というのが僕たちの共通認識だね。彼らは世界中のアップカミング、あるいはまだ知られていないアーティストを日本のオーディエンスに紹介してるんだ。

Jonna

僕は2019年にOTHERTHEQue!でアジアツアーをしたよ。パッションにあふれていて音楽が大好きな素敵なグループにオーガナイズしてもらって、お客さんも最高で、とにかく素晴らしい夜だったよ。またいつかプレイしたいな。僕のイチオシです!

Vannesa Worm

OTHERTHEQue!のパーティーでプレイできて素敵な夜を過ごしたよ。すごく楽しかったな。

La Felix

OTHERTHEQue!は最注目のニューディスコを見つけ出す素敵なパーティーだよ。

Røse

楽しくてフレンドリーなパーティーでありながら、日本のナイトライフの究極の入門書でもあるよね!

Fabich

僕のお気に入りの日本のパーティーのひとつだよ。彼らがイベントのために選ぶDJや演者達も最高のバイブスで、大好きなんだよね。

Sandboards

OTHERTHEQue!は本当に楽しくて、良い人達だよ。

Cabu

彼らは超ドープな音楽をキュレートしたり、世界中のイケてるアーティストやアートをショーケースにすることに関して百発百中なんだ。

Jafunk

良質な音楽、良いバイブス、そして愛を分かち合うことの全てだね!また東京に行ったりパーティーに参加したりすることが待ちきれないよ。

David Jackson

OTHERTHEQue!は活気や開放感、創造力を象徴するレーベル/ブログ/パーティーだよ。このプロジェクトの裏にはとても心優しい人達がいて、世界中の刺激的な都市にある様々なエレクトロミュージックへの見識を深めているんだ。

Genius Of Time

OTHERTHEQue!はユニークなクラブミュージックを日本に共有する熱心な音楽愛好家によって運営されている、最高のイベントかつプラットフォームだね。


Interivew_Yuki Kawasaki
Photo_Darby Walsh

■ OTHERTHEQue!
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