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Purple Disco Machine 【インタビュー】 「僕はフロアの隅っこでDJがかける曲をメモるヤツだった」

from CRSSD Fest SPRING

Mixmag Japan | 15 April 2020

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やや間が空いてしまったが、またまたアメリカはサンディエゴで開催された「CRSSD Fest SPRING」から届けられたインタビューをご紹介。Dax JMydに続き、今回はPurple Disco Machineが登場。Beatportのオールタイムベストアーティストでは2位、2013年に発表した「My House」以降、ヒットチューンを連発する凄腕プロデューサー / DJだ。2017年リリースのデビューアルバム『Soulmatic』に至っては、今日までに各ストリーミング合計で6000万回以上の再生数を誇る。リミキサーとしても引く手あまたで、これまでにMark Ronson、Foals、果てはFatboy Slimまでもが彼にラブコールを送っている。コロナ禍による自宅待機中の現在はSunday SessionをYouTubeとFacebookで放送しており、画面越しの我々をハッピーにさせてくれている。

日本では昨年渋谷のSOUND MUSEUM VISIONで開催された「MODERN DISCO」に出演し、持ち前のファンキーなグルーヴでフロアを掌握していた。上の動画と同じように、「CRSSD Fest SPRING」でも彼は夕暮れ時にプレイしていたが、確かに彼のDJはどこか郷愁を誘うところがある。今回のインタビューでは、自身のルーツから地元のドレスデンについて、興味深い話をたくさん聞けた。


‐ サンセットDJ、最高でした! あなたの音楽は夕暮れをドラマチックにしますね。

Purple Disco Machine: ありがとう! 僕はあまり変化球を投げるタイプのDJではないけれど、サンセットでプレイするのは特別な気分だよ。サンディエゴの街はいつ来ても素晴らしいし。毎年アメリカに来る度にシーン全体がパワーアップしてる気がする。フェスだけじゃなくて、僕のソロツアーの会場もどんどん規模が大きくなってるしね。

‐ 今日もかかりましたが、今年リリースされた「In My Arms」が個人的にも大好きな曲です。この曲のインスピレーションはどこから得ましたか?

Purple Disco Machine: 70年代のピアノの音色が好きなんだよね。それを使って何かしたいとずっと思ってたんだ。作り方は「Body Funk」や「Dished (Male Stripper)」と同じで、僕が以前DJセットで使ったマッシュアップをもとに制作したんだよ。アイデアが浮かんだのは2年ぐらい前だったかな。その時はリリースするつもりがなかったんだけど、良いアカペラ(「In My Arms」で使われている女性ヴォーカル)を見つけたもんでね。「これはイケる!」と思ってサンプリングしてみたら、本当にカッコよくなってさ。周りの反応も良かったし、権利関係をクリアしてリリースに踏み切ったよ。

Purple Disco Machine – 「In My Arms」

‐ ピアノのラインですが、Al Stewartの「Year of the Cat」をサンプリングしてますよね?

Purple Disco Machine: この手の音楽をよく聴いてるんだ。他のインタビューでも言った話なんだけど、僕の両親が大の音楽ファンでね。ヴァイナルのコレクションが大量にあったし、父はCDも山ほど持っていた。だから僕らは、一日中音楽を聴いていたのさ。音楽への入り口は両親が作ってくれたと言って、まず間違いないだろうね。今でも60年代~80年代のファンクやソウル、R&Bのオールドスクールな曲を中心に聴いてるよ。こういうアイデアを見つけるためにYouTubeで何時間も何時間も音楽を聴き続けるのは時間の無駄に思えることもあるけど、良いサンプルを見つけるためにはやめられないよね。そもそも、楽しいし。

‐ ご家族とはドレスデンに住んでらしたんですよね? そこで生まれ育ったことも影響していますか?

Purple Disco Machine: ドレスデンはドイツ東部にあって、ベルリンの壁が崩壊した時に僕はまだ9歳だったんだ。あの頃の子供は、割と西側との出入りが簡単だったんだよ。だから一時期は西ドイツに住んでいたことがあって。ドレスデンに戻ったのは一通り落ち着いてからなんだ。そこからの東の文化的な発展は凄まじかったね。1998年ぐらいになると、グローバルに活躍するDJがドレスデンにもたくさん来たし、プロモーターも多く生まれた。で、その頃のオーガナイザーはディスコやハウスに凝っていたんだよ。Kerri ChandlerTyree Cooperなんかが地元に来てた。その時の僕は18歳とかそれぐらい。その年で彼らのDJを体験しちゃうとさ、そりゃあ食らうよね?(笑) かくして、僕はフレンチ・ハウスやシカゴ・ハウスを聴いてダンスミュージックに開眼したんだ。2週間に1回は必ずクラブに行くようなヤツだったよ。この手の音楽に興味がある友達もいたけど、フロアにいる時は隅っこでDJがかける曲を全てメモるような、不気味な男だったね(笑)。

Purple Disco Machine – 「Devil In Me (feat. Joe Killington & Duane Harden)」

‐ 最近はDua Lipaの「Don’t Start Now」のリミックスをリリースされましたが、こちらはどのような経緯で始まったプロジェクトなのでしょうか?

Purple Disco Machine: 元々僕は彼女のファンだったんだ。彼女が『Electricity』でやったことも好きだったし、Calvin Harrisとコラボした「One Kiss」も気に入ってた。そんなところへ、この曲がリリースされる5か月前ぐらい前にマネージメントから連絡が来たんだ。「Dua Lipaの新曲のリミックスをやらないか?」って。むしろ求めていたものだったから断る理由がなかったよ。僕に向いてる仕事だと思ったね。原曲よりもさらに、DJがクラブでプレイしやすくなるようにと心がけて作ったんだ。

Dua Lipa – 「Don’t Start Now (Purple Disco Machine Remix)」

‐ 「Don’t Start Now」にも言えることですが、あなたが作る曲の節々にあなたのルーツとなった70年代~80年代のバイブスを感じます。それらを現在にアップデートすることが、あなたにとってひとつゴールのようなものなのでしょうか?

Purple Disco Machine: ゴールがどこにあるかなんて考えたこともないよ。そういう目的意識がなくとも、作る曲に現れてしまうものがルーツってやつさ。20年前、30年前の曲のリメイクを手掛けてほしいってリクエストが僕のところにたくさん来るけれど、確かにそれは僕にとって良いことだよ。でも単純になぞるような作品にはしたくないと思ってる。できるだけ今っぽいアレンジにしたいんだよね。よりキックとベースが効いたサウンドを目指してるつもりだよ。だからつまり…、“2020年の今この瞬間にこの曲が出る意味”ってのを自分から提示したいんだ。そういう意味では、確かにアップデートってことなのかも。2021年に新作アルバムをリリースする予定だけど、そっちでも同じことをやるつもり。僕を知ってるリスナーは、「OK、確かにPDMの曲だね」と言ってくれると思う。最近出た「Hypnotized」にしてもね。

Purple Disco Machine, Sophie And The Giants – 「Hypnotized」

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Interview_Kimya Khayat
Edit_Yuki Kawasaki
Photo_Kirby Gladstein

#StayTheFunkHome

■ Purple Disco Machine
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