渋⾕のハロウィンなどが話題となる中、⽇本にはまだ馴染みのないメキシコをはじめとした主にラテンアメリカ諸国で 200 年以上の歴史をもつ祝⽇であるDay of the Dead(死者の⽇)を冠したイベント「Jose Cuervo presents Day of the Dead」が2018年11⽉2⽇(⾦)六本⽊1 OAK Tokyoにて⾏われた。
⽇本でいうお盆に当たるこの祝⽇は、死を恐怖するのではなく、故⼈を思いながらみんなで集まって明るく祝うのが特徴である。現地の⾵習では、11⽉1⽇に⼦供の魂が、2⽇には⼤⼈の魂が蘇るとされているが、メキシコを代表する世界最⼤のテキーラブランドであるJose Quervo(ホセ・クエルボ)のサポートによって、まさしく⼤⼈のためのパーティが繰り広げられており、以下は現地レポートである。
まず、ゲストを迎えたのは会場の 1 OAK TOKYO の外に設置されていた、華やかにデコレーションされた⼤きなスカルのモニュメントである。会場内にもあらゆるところに死者の⽇を象徴するスカルや、マリーゴールドをモチーフとした装飾がされており、賑やかな様⼦を演出した。希望するゲストには、スカルメイクを体験できるコーナーが設けられ、会場内には多くの異形と扮したゲストたちの姿が⾒られ、⾮⽇常の空間がそこにはあった。⾮⽇常は続き、バーでは、この⽇のために、クエルボ主催催「ドンズ・オブ・テキーラ」世界⼤会で優勝した江刺幸治⽒によって、クエルボを使⽤したスペシャルカクテルが⽤意されていた。⽬の前でスライスされるアボカドを使ったワカモレ・マルガリータや、トロピカルな爽やかさを持たせたティキカクテルなど、クエルボの魅⼒や飲み⽅のヴァリエーションを堪能することができた。
死者の⽇⼀⾊に染め上げられた 1 OAK TOKYO であったが、プロジェクションマッピングなどもこの⽇のためにインストールされたフロアもそれに勝るとも劣らない盛り上がりを⾒せていた。メインアクトに先⽇解散宣⾔をし、注⽬を集める世界的⼈気の⾳楽ユニット MAJOR LAZER から JILLIONARE を構え、熱狂はピークを迎えた。今年 8 ⽉の渋⾕のVISIONで⾒せたようなセットとは異なり、90ʼs・00ʼs のロック・ポップスを繋ぎ、会場が⼀体となって⻫唱する場⾯があったり、アフロパンクなどトライバルなビートを織り交ぜたりと斬新で刺激
的なセットであった。
先⽇ 1 周年を迎えたばかりの会場となった 1 OAK TOKYO は、ニューヨーク、ラスベガス、ロサンゼルスに続く 4 店舗であるが、各界のセレブリティに愛され、話題を独り占めしている本国と同様に、当⽇は多くのセレブリティが死者の⽇のニュームーブメントに顔を⾒せ、まさしくその由来となった「One Of AKind(唯⼀無⼆)」な特別な空間が広がっていた。「Jose Cuervo presents Day of the Dead」では、メキシコの⽂化やクエルボの魅⼒に触れられただけでなく、グローバルな最先端を味わうこともできたと⾔えるであろう。来年の死者の⽇も
要注⽬である。
text_Tatsuri Sonobe
■ Jose Cuervo presents Day of the Dead
2018 年 11 ⽉ 2 ⽇(⾦)
@ 1 OAK Tokyo
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