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FEATURES

RISA TANIGUCHI × PAN-POT Special Interview

Pan-Pot「日本は僕らから見ると最高にクールだよ」

Mixmag Japan | 9 August 2019

Risa Taniguchi, Pan-Pot, Mixmag

L→R Thomas Benedix、Risa Taniguchi、Tassilo Ippenberger

今年の5月17日、渋谷のSOUND MUSEUM VISIONにて開催された「ALIVE presents ACCUTRON」。この日のヘッドライナーはドイツのテクノユニットPan-Pot。先日の「Awakenings」(オランダ)ではMVP級の活躍を見せ、さらに今年は「Pukkelpop」(ベルギー)、「Creamfields」(イギリス)と続き、いずれも主要アクトとして抜擢されている。言うまでもなく、VISIONでの彼らのパフォーマンスも素晴らしいものであった。自らが主宰するレーベル「Second State」も好調で、今や押しも押されもせぬスーパースターである。

Risa Taniguchi, Pan-Pot, Mixmag

そしてこの日のALIVEには、ある日本人アーティストも出演していた。Coyuが主宰する「Suara」や、Maetrik(Maceo Plexの別名義)やANNAらトップDJがリリースを重ねる「Clash Lion」などから頭角を現した、Risa Taniguchi。日本のテクノシーンにおけるライジングスターとなった彼女は、7月19日に先述の「Second State」からリリースされたVAアルバム『SUM 6』に名を連ねた。はたから見ていると、恐ろしいほど順調な歩みである。もちろん本人にしか分からない葛藤はあるだろうが、近年の活躍を見ていると畏怖の念を覚えるほどだ。恐ろしいことに、この記事を公開する直前にも新たなニュースが飛び込んできた。10月16日(水)~20日(日)までの5日間、アムステルダムで開催される「ADE」で、Pan-Potがオーガナイズするステージに出演するという。

Risa Taniguchi, Pan-Pot, Mixmag

なんというラインナップ…。

Risa Taniguchi, Pan-Pot, Mixmag

ALIVEの舞台裏でついに彼女はPan-Potと邂逅を果たしたわけだが、その物語はスケールを更に大きくした。今回の対談はほんの始まりに過ぎないのかもしれない――。


Tassilo Ippenberger(以下、I) Risaのスタイルはすごくフレッシュだよね。今回『SUM 6』に提供してくれた「Ridiculous」もすごく良かった。今のテクノシーンへのちょっとしたスパイスになると思うんだけど、いつもどうやってアイデアを思いつくの? この曲でサンプリングされてるのもRisaの声だよね?

Risa(以下、R) ありがとう!そう言ってもらえると本当に嬉しい。私は自分の音楽を“特別なものにしたい”っていつも思ってて、自分の声をサンプリングしているのもそれが理由。「あ、これRisaの曲だ」って聴いてくれた人に気付いてもらいたい。プロダクションの話をすると、私はドラムから先に作ることが多いかな。そこにヴォーカルを足してゆく。ドラムに多く時間を割くのは、ドラムが良ければその曲のベースラインが固まって、そこから好きな音を何でも追加できるから。色々なタイプの音楽を聴くのも好き。ディグっていると、素晴らしいアイデアをくれる音楽に出会うことがあるよ。シカゴハウスのドラムだったり、クラシック曲のベースラインだったり…。そういう細かいところを人に分かってもらえると、すごく励みになる。でも<Second State>みたいに大きなところから気にかけてもらえるとは思わなかったけど(笑)。誰もが憧れる世界的なレーベルだから恐縮もしたけど、やっぱり嬉しかった。これからもレーベルは大きくなっていくと思うんだけど、具体的に何かプランは考えてる?

Risa Taniguchi – 「Ridiculous」

Thomas(以下、T) レーベルを作ったそもそもの理由は、好きな時に好きな音楽をリリースしたいと考えたからなんだ。そのためには僕ら独自のプラットフォームが必要だったんで、<Second State>を始めたんだよ。でも、確かに僕らの予想を上回るペースで大きくなっていったね。才能あるアーティストから、「ウチでリリースしたい」って話をたくさんもらうようになってさ。本当にありがたいよ。もちろん今後も継続させるつもりだし、シーンのトップになれるように努力するつもり。素晴らしい音楽をリリースし続けるよ。それで言うとアジアにも注目してるんだよね。そもそも日本のシーンって今はどんな感じなの? 新たな素晴らしい才能がいればぜひ教えてほしい。

R 日本のシーンに多様性はあるけれど、ヨーロッパにあるような“トレンド”はないと思う。ほとんどのアーティストが自分のスタイルを持っていて、それを追求する場合が大半じゃないかな。ベニューもそんな印象。すごいアーティストならね、私はDJ / プロデューサーのSakura Tsurutaを紹介したい! 彼女は世界中の音楽をエクレクティックにかけ合わせて、それをDJで表現したり、自分の曲に落とし込むのが抜群に上手。バークリーで音楽を勉強してたんだけど、数年前から日本に帰って来てて。彼女はめちゃくちゃ才能あると思う。ぜひチェックしてみて!

R 二人は何度か日本に来ているけれど、Pan-Potの目から日本はどう見えてるのか知りたいな。他のどの国とも違うカルチャーがあると思うんだけど、日本はどう?

I 僕たちは日本が大好きだよ! この国のギグは毎回最高だ。2010年にClaude VonStrokeと一緒に出演したageHaのパーティと、昨年Contactでやった4時間のロングセットは強く印象に残ってる。Contactはダークなテクノのテイストに完璧に合ってるよね。でもまぁ、確かに日本は世界のどの国とも違うかも。より未来的だ。街のネオンの感じとか、漢字とアルファベットが混ざり合ったビジュアルとかさ。僕らから見ると最高にクールだよ。ThomasなんてずっとNintendo Switchを欲しがってるんだぜ。

T Switchはどう考えても最高のハードウェアだよ。Risaはゲームとかやらないの?

R 私はほとんどやらないなぁ。性格的に一度ハマっちゃうとなかなか止められないし(笑)。この国ではゲーム産業って本当に大きくて、「ほとんどやらない」って言った私ですら『マリオテニス』はプレイしたことがある。というか、大好きだった(笑)。あれはみんなで対戦できるから、次にあなたたちが日本に来たときは『マリオテニス』をやろう!

T その前にADEで会えるだろうけどね(笑)。その時までに僕もSwitchを手に入れるよ!

R (笑)。最後にあなたたち二人について聞かせてほしいんだけど、いつも一緒にツアーを回っていて良かったと思うことはある? 口論になったりはしない?

I 主張し合ったりしても、やっぱりパートナーや友達と一緒に旅をしたほうが好きだな。言い合いになるのも人生の一部だよ。それに僕らはもう16年もお互いを知っているから、大体は相手が何を考えているか分かるんだよね。僕自身、Thomasのことは尊敬してるし。自分の人生の中で多くの時間を共に過ごしている人がいるならば、それは大きなアドバンテージだと思う。そういう存在は大事にすべきだよ。

Risa Taniguchi, Pan-Pot, Mixmag


photography_Sosuke Hattori
text_Yuki Kawasaki

■ Pan-Pot presents Second State x De Marktkantine – ADE
2019.10.16 @ ADE (Amsterdam)
<イベント詳細(随時発表)>
https://www.amsterdam-dance-event.nl/en/

 

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