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珠玉のジャングルミックス・17選

黎明期の90年代~現代までを網羅

Mixmag Japan | 22 September 2020

ジャングル, ジャングル 音楽, mixmag

昨今、何かと参照される90年代。プロパーテクノ界隈では特に分かりやすかったが、その範囲は日々拡大中である。さらに高いBPM、代表的な例がジャングルやドラムンベースだが、この辺も勢力を強めている。そこでこの記事では、特に前者のジャングルのミックスについてまとめることにした。黎明期である90年代~現在に至るまで、オンラインで視聴可能なミックスを17個ほどご紹介しよう。

初期のものは海賊ラジオ、あるいは古いカセットテープ、はたまたオールド・スクールなレイバーの頭の中にしか存在しない。しかしジャングルは今もなお健在だ。フォーマットや媒体を変え、Web上には素晴らしいジャングルミックスが山ほど眠っている。


LTJ BUKEM & OMNI TRIO ‘RADIO 1, AUGUST 9, 1996’

まずはこのミックスが残されていることに心から感謝を。UKのレジェンド、LTJ BukemとOmni Trioによるミックスである。1996年にBBC Radio 1で収録されたものがカセットテープ化され、その音源がデジタルの大海原に放たれた。2人の巨匠によるb2bでは、徹底してリスナーの頭を揺さぶるようなサウンドが鳴らされている。ジャジーなトランペットもそこへ加わり、ジャングルのすべてがここに実現。


BEN UFO FT. SP:MC & GQ ‘BLOWING UP THE WORKSHOP 66’

全知全能のDJ、Ben UFOがロンドンの名物ミックスシリーズ「Blowing Up The Workshop」に提供したもの。その内容は、マインド・ブロウイングなジャングルミックスであった。〈Hessle Audio〉の絶対的エースとして君臨する彼が、このミックスではファンキーなルーツレゲエからスタートし、テンションの高いジャングルへと移行してゆく。このミックスは2015年に開催された「Bloc Weekender」のライブ音源だが、最終日独特のエネルギッシュかつルーズな雰囲気が感じられないだろうか? MCはドラムンベース界のボスであるSP:MCとGQが担当し、これほどの盛り上がりを見せたサンデーアフタヌーン・パーティは後にも先にもない。


GOLDIE ‘ESSENTIAL MIX 1996’

ドラムンベースやジャングルの界隈ではキングとして知られているGoldie。しかしUKの本物の王族から、その功績を讃えられ大英帝国勲章(MBE)も受賞しているのだ。このミックスを聴けば、彼が王族にまで尊敬されている理由が分かるだろう。疑いの余地なく、五つ星級。


NICKY BLACKMARKET & STEVIE HYPER D ‘ONE IN THE JUNGLE’ 29TH NOVEMBER 1996

90年代のBBC Radio 1では、金曜のゴールデンタイムに「One In The Jungle」なる番組が放送されていた。文字通りジャングルシーンにおけるカッティングエッジな才能を紹介するプログラムであったが、1996年11月29日の放送では、Nicky BlackmarketとStevie Hyper Dの2人を迎え、クラシカルな名曲をかけまくっていた。番組中にStevie Hyper Dが発した「proper(これだよこれ!)」という言葉は、当時の熱狂を純粋に伝えている。


PEVERELIST ‘OLD SCHOOL JUNGLE MIXTAPE VOLUME 2’

この10年間を振り返ると、ブリストルのレーベル〈Livity Sound〉はユニークなUKベースミュージックに重要な貢献をしてきた。とりわけそのボスであるPeverelistはジャングルをルーツとしており、Livity Soundのユニークさを決定づけるのに一役買っている。彼はジャングルを通じてDJを始め、今でも時折その片鱗を見せる。このミックスはその典型的な例だ。


DJ STORM ‘FIELD MANEUVERS OLD SKOOL MIX’

DJ Stormがオールドスクールなサウンドを紹介してきたことへの功績は、断じて過少に評価されるべきではない。このミックスは、UKの音楽フェスティバル「Field Maneuvers」が運営するシリーズに収録されており、彼女の文脈的な正当性を明確に証明している。ヴァイナルでミックスされた本作は、さながら無骨なビートによるオデッセイのようだ。


SPECIAL REQUEST ‘ESSENTIAL MIX’

Special RequestことPaul Woolfordは、2012年にLana Del Reyをサンプリングした作品を発表して以降、次世代のジャングルシーンを担うパイオニアとしても注目されている。Radio 1の名物企画「Essential Mix」においても、彼は自身がこの界隈の“スペシャル・ワン”であることを証明した。内臓をえぐるベースラインと力強いパーカッションにより、スリリングなミックスに仕上がっている。


SLIMZEE ‘TRUANCY VOLUME 111’

Rinse FMが正規のオンラインステーションとして認定される前の、つまり海賊ラジオ時代のボスであるSlimzee。ジャングル独特のリズムを熟知している彼は、ユニークな音楽プラットフォーム〈Truants〉にロウなサウンドが満載のミックスを提供した。


CIEL ‘ILIAN TAPE PODCAST SERIES 026’

トロントを拠点に様々なジャンルの音楽をキュレーションし、自身もDJとして活躍するCiel。同市で開催されたパーティでZenker Brothersの耳目に留まり、彼らが主宰するレーベル〈ILIAN TAPE〉のポッドキャストシリーズの第一弾として起用された。煽情的だけれども、どこかヒプノティック。


DJ RANDALL ‘HISTORY OF JUNGLE SET IN THE LAB LDN’

これはもう祝賀会ものである。ジャングル / ドラムンベースの権化が、それそのものでセットを組み立てるのだから。このミックスは92年から95年までのレコードだけで構成されているが、まるで未来から直送されてきたような内容である。これはノスタルジーではない。Randallは天才だ。


LEE GAMBLE ‘OCT 1996 TAPE’

ジャンルの垣根を越えて実験的なアプローチを日夜試みるLee Gambleだが、そのルーツのひとつがジャングルである。このミックスは20年以上前にバーミンガム(彼の出身地)で録音されたものだが、本作を聴けば納得できるだろう。不屈の名作だ。


ZOMBY ‘DAZED MIX’


ダブステップを主軸に変幻自在のサウンドを作り続けるZomby。彼のバックグラウンドにジャングルがあることは、今やよく知られた事実だ。「俺はNIKEを着て育ち、その横にはいつもジャングルがあった。そして今、俺は自分でもジャングルを作っている。これは決してノスタルジーではないんだ」。Dazedに提供されたミックスはその証左だろう。


DJ RAP ‘FANTAZIA TAKES YOU INTO THE JUNGLE’

先日Beatportによって開催された「ReConnect: Drum & Bass」でもMVP級の活躍を見せたDJ Rap。ハウスミュージックのプロデューサーとしても知られているが、やはり彼女の本領はジャングルでこそ発揮される。陶酔感に溢れたこのミックスにも、彼女の真骨頂がよく出ている。


TOTALLY ENORMOUS EXTINCT DINOSAURS ‘BOILER ROOM’

クラブシーンだけでなく、ポップミュージック界隈からも熱視線を送られるTOTALLY ENORMOUS EXTINCT DINOSAURS。2012年にBoiler Roomへ出演した際にはジャングルセットを組み、改めてその多彩さをアピールした。35分のショートセットであるが、DJのクオリティと多様性の豊かさは一流のそれである。途中のドリーミーなブレイクダウンは必聴だ。


FIEDEL ‘RUFF IN DA JUNGLE’

Ostgut Ton〉随一の鬼才・Fiedelが2002年頃に発表したミックス。「ドイツ人は直線的な音楽しか聴かない」なんて誰が言ったのだろうか? このミックスに対しては、Berghainの常連プレイヤーであってもプレッシャーを感じるだろう。


RAIME ‘FACT MIX 292’


昨今のUKハードコアにおいて最も勢いのある2人が、Joe AndrewsとTom HalsteadによるRaimeだ。その理由はFACTに提供されたミックスを聴けばはっきり分かるだろう。MixcloudのコメンテーターであるJunglistdonも、「ディープ、ダーク、デッドリー」とコメントをしている。端的だが、実に的確な表現だ。


MILANESE ‘069 – ELECTRONIC EXPLORATIONS (OLD SKOOL JUNGLE MIX)’

エレクトロニック・ミュージック系オンラインプラットフォームの祖、「Electronic Explorations」。これまでに多くのDJやライブアクトを世に送り出してきたが、そのミックスアーカイブも特筆すべきだ。ジャングルに関しても例外ではなく、中でもMilaneseのそれが絶品である。派手なミキシングテクニックやエフェクトは一切使われておらず、ここで使用されているレコードの何枚かにはスクラッチノイズも確認できるが、それゆえの美しさがある。ビバ、オールドスクール。

 

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