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TOKiMONSTA 【インタビュー】「元々は『ある夜のサウンドトラック』だった」

年の瀬に振り返る最新アルバム『Oasis Nocturno』

Mixmag Japan | 16 December 2020

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コロナ禍にあっても、様々な活動を通してシーンを盛り上げているDJ / プロデューサーのTOKiMONSTA。トークセッション番組「LostResort」を自身で立ち上げ、様々なアーティストを招聘し、各々で用意した料理を食べながら楽曲の制作秘話などを展開。ゲストにはMijaやSOFI TUKKER、Claude VonStrokeなど、錚々たるメンツが名を連ねた。EDCを主催する「Insomniac」のバーチャルライブにも複数回にわたって登場している。特に5月に行われた「EDC Las Vegas Virtual Rave-A-Thon」のセットがカッコよかった。

そしてさかのぼること今年3月、彼女はアルバム『Oasis Nocturno』をリリースした。つい先日は本作のInstrumental Ver.も発表され、彼女が本作を通して描きたかった“物語”がさらに鮮やかになったように感じる。彼女はいつだってストーリーテラーだった。しかし、それははっきりと言葉にはされていない。前作『Lune Rouge』はモヤモヤ病の克服がインスピレーションになっていたし、前々作の『Fovere』ではコマーシャルなダンスミュージックシーンに対してオルタナティブを提示して見せた。ところが、それはいずれも明文化されていない。つまり、彼女にとって“物語”とは、リスナーとインタラクティブに作り上げるものを指す。

本作『Oasis Nocturno』も例外ではなかった。Instrumental Ver.の話も含め、ショートインタビューをお届けする。


― 3月に『Oasis Nocturno』がリリースされましたが、『Lune Rouge』などの過去の作品と比較すると何か具体的に違うところはありますか?

TOKiMONSTA(以下、T): アーティスティックな観点から言えば、今作は私がアーティストとして次のステップに行くことを目的としたアルバムなんだ。特にここ最近はモジュラーシンセに興味があって、その鳴りにはかなりこだわったつもり。ほかにも知識をアップデートできたところがたくさんあるから、新しいサウンドも聴かせられているような気がするよ。今回も物語を伝えたいと思っていたし、まとまった作品としてリリースしたかった。ただ、その“物語”もパンデミックの影響で少し私の想像とは違うものになったかな。元々このアルバムは「ある夜のサウンドトラック」として作ったんだ。太陽が沈んで、夜になって、ひとりで孤独な時間を過ごすっていう…。でも私が言うまでもなく、今ではみんな孤独になってしまった。今年リリースされた多くの作品がそうであるように、私のアルバムも当初とは違った意味を持ってしまう可能性については自覚してるつもりだよ。

TOKiMONSTA – 「Fried for the Night (feat. EARTHGANG)」

― やはりパンデミックは現在の制作環境にも影響はあるのでしょうか?

T: 正直言うと、直接的な影響はあまりないね。私は基本的にひとりで音楽を作っているし、他のプロデューサーと一緒に仕事をすることはほとんどないから。ただ、やっぱりボーカリストやラッパーと直接仕事ができないのは残念だね。それに、私の場合は自分がどう作ったか?よりもリスナーがどう思うか?のほうが大事なの。音楽に限らず、ほとんどのアート作品は受け手と双方向な関係にあると思ってる。だから、そのときの状況によって作品が左右されるのなら、それがある意味では正しい姿なのだと考えてるよ。もちろん、リスナーの好きなものを作るってわけじゃなくてね。

― 前提はあくまでも自分の作品ということですね。

T: そう思ってる。理想としては、音楽を通して私の経験が伝わって、それが自分以外の人間の個人的な体験になることなんだ。リミックス・バージョンとインストゥルメンタル・バージョンをリリースするのは、それが理由だね。特に後者のストーリーを作るのはリスナーなんじゃないかな。自分の作品が他人の手に渡るのは、いつだって楽しいよ。

― あなたのサウンドにはオリエンタルなニュアンスを随所に感じますが、東アジアの文化はあなたの音楽に影響していますか?

T: 私は韓国系だから、間違いなくその傾向はあるよ。日本からも大きな影響があるし、東アジアのカルチャーは特別だね。アメリカで生まれた私が、アイデンティティをもってアクセスできるサウンドだと思う。そこにJ DillaやDJ Shadow、Missy ElliotにBjork、Aphex Twinなんかが混ざり合ってる感じだね。

TOKiMONSTA – 「To be Remote」

― 2014年に〈Young Art Records〉を立ち上げて以来、素晴らしい作品をリリースしてきましたが、レーベルのアーティストにはどのように声をかけるのですか?

T: アーティストを育てるためのプラットフォームを作りたかったんだ。才能あるプロデューサーやDJが十分にフォーカスされているとは思えないし。お金のためにやっているレーベルではなく、音楽の発展のためにやってるつもり。ビジュアルも含め、体系的なアートを追求していきたいね。


Interview_Khayat
Edit_Yuki Kawasaki

TOKiMONSTA
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