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MUSIC

Interview:ibeyi「『アッシュ』は現在の私たち、世界をどのように見ているか、希望と恐れ、この瞬間に共有すべきものを表現したもの」

フランス生まれキューバ出身の双子姉妹デュオがアルバムをリリース

Mixmag Japan | 19 October 2017

ibeyiは、フランス生まれキューバ出身のリサ=カインデ・ディアスとナオミ・ディアスからなる双子姉妹デュオだ。初期はプロディジ—をはじめとしたダンスミュージックで一時代を築き、今ではレディオヘッドやアデル、ジャック・ホワイト、ヴァンパイア・ウィークエンドなどを要するUKのインディレーベル“XL Recordings”から2015年にデビュー、ヒップホップ、ジャズ、ソウルエレクトロ、ラテン、アフロキューバンなど独自の要素を取り入れた新世代ミュージシャンーーそんな彼女たちがカマシ・ワシントン、ミシェル・ンデゲオチェロなどが参加した『アッシュ』をリリース、メンバーのひとり、リサに話を聞いた。

『アッシュ』は、より直感的で
パワフルな政治的ステートメントを含んでいる

Mixmag:デビュー作『Ibeyi』から2年以上経ちますが、そのときの反応はいかがでしたか?

Lisa:『Ibeyi』のリリースから2年間は世界ツアーをしてさまざまなことを学んだわ。ブラジル、日本、オーストラリア、ベナン、ヨーロッパ、アメリカ、トルコ、イスラエルと世界中のオーディエンスと出会い素晴らしい体験ができたわ。私たちの新しいアルバムは、世界中のショーでの経験や、その道中や作曲の最中、またレコーディング中にどのように世界を見たかという事を形にしたものになっているの。

Mixmag:今回のアルバム『アッシュ』の制作までの間、どのように過ごされていましたか? また生活に変化はありましたか?

Lisa:前作のツアーが終了してからRichard Russellとの本作のスタジオ・レコーディングまであまり時間はなかったけど、2週間だけキューバに行けたわ。『Ibeyi』をリリースしてから私たちの生活は大きく変わったと思う。ツアーが始まるまでは、旅行には年に一度のキューバを除いてあまり行かなかったの。『アッシュ』の制作が始まってからは私たちのどちらかがロンドンで生活するようになり、以前に比べ、より音楽とアートについて考える時間が増えたわ。

Mixmag:『アッシュ』の制作にあたって、コンセプトなど考えたことや準備したことはありますか?

Lisa:『アッシュ』は、より直感的でパワフルな政治的ステートメントを含んでいるの。アメリカの大統領選の期間に、タイトルトラックでもある「Ash」を書いたの。希望が失われた場所からポジティヴな力を引き寄せる感覚ね。そして、結果的にそれがアルバム全体の根本的なテーマとなったの。“灰”を使って前向きなことも出来るのよ。“灰“は肥料になるんだから。希望はまだあるわ。

Mixmag:今作のプロデューサーであるリチャード・ラッセルはどういう役割を果たしましたか?

Lisa:絶対に100%、彼とまた作業したかったの。それ以外の人なんて考えもしなかったわ。彼は最高のプロデューサーね。私たちが行きたいと思うすべての方向に導いてくれるの。まるで、一緒に演奏しているような感覚なのよね。アイディアをシェアするんだけど、彼って本当に素晴らしい耳を持っているの。流れるように作業が進んでいくから、すごく楽。それって、つまり私たちがアルバムをプロデュースした感覚も得られるってこと。それってすごく気持ちがいいわ。

Mixmag:前作以上に、2人の声の魅力を引き出すような作品に感じられますが、ヴォーカルに関して意識したことはありますか?

Lisa:その通りね。本作ではNaomiにより歌ってもらいたかったの。ヴォーカルとバッキング・ヴォーカルはIbeyiのエッセンスなので、そこには常に気を使っているわ。

Mixmag:楽曲作りとアレンジに関して、前作から変化した点はありますか?

Lisa:そうね、『Ibeyi』ツアーでの経験から本作はよりトラックを作り込み、音を「大きく」するように心がけたの。私たちは、人々にもっと歌ってほしい、踊ってほしいということに気が付いたのかもしれないわね。

Mixmag:前作にはなかったスペイン語の歌詞を書いたのはなぜですか? また、今作の言葉に関してのこだわりを教えてください。

Lisa:私たちはいつもスペイン語で歌詞を書きたいと思ってたの。今回はその歌詞をみんなに披露するには良い機会だと思った。実は本作で使用したさまざまな言語に関して、そこまで深い意味はないわ。言葉が自然に私たちに降りてきたという感じかな。ある曲は英語、「Me Voy」はスペイン語、ヨルバ語のチャントも自然に湧き上がってきたし。次はフランス語の曲をリリースしたいんだけど、今までに書いた曲は残念ながらアルバムに収録できるほどのレベルには達していないのよ(笑)。

もっと多くのアーティスティックなコラボをしたり、
いろいろなことを学んでみたい


Mixmag:豪華なゲストについてそれぞれコメントをください。カマシ・ワシントン、ミシェル・ンデゲオチェロ、マラ・ロドリゲス、チリー・ゴンザレス、それにデーモン・アルバーンも。

Lisa:とても素晴らしいアーティストたちと仕事ができて光栄だったわ。カマシ(ワシントン)とは去年のフェスティヴァル・シーズンに会ったの。彼とは同じステージに出演することが多くて、音楽的にリンクするところが多いんだと思う。カマシは音楽家としても人間としてもとても素晴らしい人ね。キューバで数日間一緒に過ごしたんだけど、現地の音楽シーンをとても気に入ってたわ。

チリー・ゴンザレスとはラジオ番組で会ったの。私たちは彼の音楽の大ファンで、前回のフランス公演の最終回で共演したわ。そして今回のレコーディングの最中に、ロンドンに来てアルバムに参加してもらうようにお願いしたってわけ。美しい午後に、とてもエキサイティングで楽しい時間を過ごしたわ。

今作には女性のラッパーに参加してほしいと思っていて、私たちが10代のころから聴いていた、マラ・ロドリゲスに「Me Voy」に参加してもらおうと思ったのは自然な流れだった。彼女は素晴らしいアーティストで、私たちは彼女の繊細かつ力強い歌詞にとても惹かれたの。そして、やっとこの前、遂に直接会うことができたの! 素晴らしいアーティストで人間的にもとても尊敬できる人だったわ。

ミシェル・ンデゲオチェロは私たちにとって、もう神格化されたような存在で、「Transmission/Michaelion」でベースで参加してもらったことは、ほんと光栄だったわ。彼女は私達にとって常に大きなインスピレーション源なの。

リチャード・ラッセルの友人でもあるデイモン・アルバーンがスタジオに遊びに来たときに、リチャード・ラッセルが「もし良ければ制作中の自分たちのトラックで演奏してみないか?」と彼に聞いたの。それでできたのが「Top Of The Mountain」。ピアノの前に座りプレイする彼は、ただただ素晴らしかったわ。

Mixmag:アルバム全体をあらためて聞いて、どういう作品になったと思いますか?

Lisa:『Ibeyi』は私達の過去であり、亡くなった父親と姉に対する嘆き、そして彼らに対する追悼だった。『アッシュ』は現在の私たち、世界をどのように見ているか、希望と恐れ、この瞬間に共有すべきものを表現したものなの。

Mixmag:次にトライしてみたいこと、また、今後の目標や予定を教えてください。

Lisa:もう、いっぱいあるわ! 未来は驚きに満ち溢れているし、もっと多くのアーティスティックなコラボレーションをしたり、いろいろなことを学んでみたいの。そしてもちろんツアーをしてまた日本に帰ってきたいわ!


『アッシュ』
10月6日(金)リリース
XL Recordings
XL870CDJP 2,200円
国内盤特典: ボーナストラック2曲追加収録
歌詞対訳+解説書付

01. I Carried This For Years
02. Away Away
03. Deathless feat. Kamasi Washington
04. I Wanna Be Like You
05. No Man Is Big Enough For My Arms
06. Valé
07. Waves
08. Transmission / Michaelion feat. Meshell Ndegeocello
09. Me Voy feat. Mala Rodriguez
10. When Will I Learn feat. Chilly Gonzales
11. Numb
12. Ash+*Bonus Tracks for Japan Edition
13. Top Of The Mountain
14. Rise

Photography Amber Mahoney

ibeyi オフィシャルサイト
ibeyi レーベルサイト(ビートインク)

 

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