ベルリンを拠点に活動するプロデューサー/ DJのEfdeminによる別名義、Phillip Sollmannがニューアルバム『Monophonie』を5月15日にリリースした。Efdemin名義ではエレガントかつダークな美学でもってプロデュースやDJを行っており、〈Ostgut Ton〉を筆頭とした名門レーベルからリリースを重ねている。昨年は同レーベルからLP『New Atlantis』を発表し、“Utopian Techno”なる概念を打ち立てた。
そんな彼が、本名のPhillip Sollmann名義でリリースするのは主にドローンやアンビエントである。そして今回も例外ではない。マイクロトーン楽器や金属彫刻音を多用した、アコースティックな音色を聴かせてくれる。従って打ち込み主体というよりもむしろ、本作では生演奏が耳を引く。“Monophonie”はそもそも2016年に発足したライブプロジェクトであった。『Monophonie』に収録されている曲の初演を迎えたのは、ベルリンにあるVolksbühne劇場であった。翌2017年にはハンブルグのRuhrtriennaleやKampnagelで公演を行い、ドイツの有名な現代音楽集団であるEnsemble Musikfabrikがオリジナル・ダブル・サイレンを演奏。その時の舞台デザインはベルリン拠点のアート・コレクティブHoneysuckle Companyの一員であるMichael Kleineが制作し、衣装はPeter Kisurが担当した。
Phillip Sollmann / Monophonie
Label: Ostgut Ton
Tracklist:
1. Chance
2. Rara
3. Micro
4. Motor
5. Stutter
6. Tape
7. Plain
8. U / O
9. Mono
Bandcamp
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