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MUSIC

Hoodboiの新作『Breathing Room』が到達した“ジャージー・クラブ新章”

それは”王道的”ジャージー・クラブ

Mixmag Japan | 1 June 2018

Hoodboi, Breathing Room, VISION, JOULE

文字通り、アメリカはニュージャージーで生まれた「ジャージー・クラブ」。今から15年以上も前に端を発した同ジャンルは、シーンの変遷に呼応するように、その音像を変化させてきた。140前後のBPM、ヴォーカルチョップ、複雑なビートチェンジ・・・。ジャージー・クラブの特徴をざっと挙げるとこんなところだ。Tameilなどの先人たちが下地を作り、DJ SlinkやFrostyらが市民権を勝ち得ていった。そこへTrippy Turtleなど、ニュージャージー以外のプロデューサーも加わり、あらゆる方向へ広がりを見せた。その勢いは<Mad Decent>にまで波及している。

Hoodboiは、LA出身のアーティストである。2012年頃からネット上にR&Bやヒップホップのエディットを公開し、現在はA-Trakが主宰するレーベル<Fool’s Gold>に所属するDJ / プロデューサーだ。

Hoodboi – 『Glide feat. Tkay Maidza』

ジャージー・クラブはニュージャージーの枠を超え、EDMを通過し、今ではウェアハウスでもビッグルームでも機能する音楽となった。その最先端でシーンを牽引するのが、このHoodboiである。先の5月22日に新作『Breathing Room』をリリースしたが、この内容が示唆に富んでいる。ジャージー・クラブはまた一段階段を上った。と言うより、横に広がった。上の音源を聴いてもらえば分かるように、BPMは120前後だし、ビートチェンジもない。オーストラリアのSSW / ラッパー、Tkay Maidzaをフィーチャーして作られた同曲が、本作『Breathing Room』のハイライトである。ディープハウス的とも言える艶やかな4つ打ちは、他の曲にも確認できよう。

Hoodboi – 『Long Distance』

今や世界一クリエイティブな場所として度々名前が挙がるLAだが、やはりHoodboiもその影響を大いに受けているように思う。ジャズやエレクトロニクス、ポスト・クラシカルなどが同時多発的に勃興するLAの音楽シーンにおいて、Hoodboiは王道である4つ打ちに活路を見出した。王道ですらも多様性の一部としてしまう街も恐ろしいが、今回彼が提示した方法論にこそ着目したい。「王道」もときには「革新」になり得ることを、『Breathing Room』で僕らに示したのだ。この事実は恐らく、今後のクラブミュージックを考える上でも非常に重要なヒントである。

こちらの動画を観る限りでは、今の彼はDJにおいても完全に『Breathing Room』モードだ。拡散するジャージー・クラブ。


■Hoodboi Breathing Room EP Release Party

日時:2018年6月1日(金)
場所:SOUND MUSEUM VISION (東京)
<イベント詳細>
http://www.vision-tokyo.com/event/hoodboi?lang=OL

日時:2018年6月2日(土)
場所:club JOULE
<イベント詳細>
http://club-joule.com/2018/04/02/hoodboi-breathing-room-ep-release-party/

 

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