クラブ文化において、身近な小箱の存在は常にシーンに生命力を与えてきた。スコットランドの人気タレント、ジャックマスターが、そのことの再認識を訴える。
近年、多数のアングラなクラブが閉店を余儀なくされた。ロンドンだけでも、多大な影響力を誇ったCableやPlastic Peopleといったクラブがシャッターを閉じ、グラスゴーにおいてもArchesがついに閉店した。昨年廃業の危機に直面したFabricだけは、なんとか再起を果たし今も健在だ。
直近のNMEとのインタビューにおいて、ジャックマスターはこれらの小箱との関わりについて明かした。
「草の根的なクラブがなくなれば、シーンはおしまいだ。俺たちの活動に生命力を与えてくれる源だからね。例えばグラスゴーならSub Clubがなければ、俺はこの世界に足を踏み入れることがなかったはずだ。14歳の頃から通ってるからね」
若いうちにクラブと出会ったことが、彼の情熱を支える原動力となっていそうだ。また、ジャックマスターは地元のレコード店Rubadubでのインターンを通して、さまざまな知識をつけたという。
プレイするのが好きなクラブを聞いたところ、ジャックマスターは期待を裏切らない回答を返してきた。
「Subby(Sub Clubの愛称だと思われる)に行ったことがある人なら、あのお店の持つ特別な空気を感じたはずだ。何が特別かってのは説明が難しいんだけどね」
なお、MixmagでもSub Clubは、地球上で最高のレイヴ体験ができるクラブのひとつだと思っているのだが、その話はまたの機会に……。
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