Billboardによると、情報と販売追跡システムのNielsen Musicは、Q3のレポートを発表し、今年2017年のヴァイナルの販売数が、すでにQ4が出ている2016年の数字を上回っていることを明らかにした。
米国でのアルバム販売のデータを分析した後、Nielsonは、ヴァイナルの販売を除いて、フィジカルとデジタル販売の両方が落ちたことを明らかにした。ちなみにCDの売上高は19.9%減少し、デジタルの売上高は19.5%減少したが、ヴァイナルの売上高は3.1%増加し、1,000万枚近くの売り上げを記録した。
デジタル音楽の販売が減少し続ける中、ストリーミングの数は驚異的なペースで増加を続けている。 過去9カ月間のオーディオおよびビデオストリームは、4,244億4000万ドルとなり、2016年から40.5%増加した。
また、他のヴァイナル関連のニュースでは、Discogsも大きく成長しており、最近オンラインデータベースのリリースログは900万マークを通過したという。Discogs COOであるチャド・ダールシュトルムは、これが現在の市場をどのように反映しているかについて触れた。
「コントリビューターの増加とDiscogsデータベースへのサブミッションから見ると、確かにみんなの、フィジカルなフォーマットへの熱い情熱は感じるよ。Discogsデータベースのミッションとして、世界各地の考えられうるどんなフォーマットがあっても、フィジカルなリリースの保持に関心を失うことはないよ」。
これらの数字から判断すると、ヴァイナルがフィジカルミュージックとしての体裁を保ちつつ、ストリーミングプラットフォームが音楽業界をリードしていることは明らかだ。
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