イギリスのパンクダブを革新したバンド、ベースメント5が1980年にリリースしたアルバム『1965-1980』と『IN DUB』の12インチの復刻版を発表した。
パンクの激昂感とダブワイズのリズムにインスピレーションを受けたベースメント5は、移民二世として70年代の都会を生きていく人生、存在の疎外感を音楽のテーマとして探求していた。バンドを指揮していたデニス・モリスはボブ・マーリーやセックス・ピストルズの写真家だった。
モリス曰く、「私は決してロックスターになることはなかった。この音楽の流れは、芸術の進歩として自然な動きだった。私はバンドのイメージやバンドロゴを作っていたが、新しいサウンドや新しい表現を作りたかったんだ。バンドのメンバーはロングジョンにスキーマスク、サイクリンググローブを纏い、それらは彼らがロンドンの都心で育ったことを表現していた」。
ヨーロッパツアー中にバンド内で衝突が起きたため、ベースメント5の活動期間は短かった。最終的な生まれ変わりからわずか18ヶ月の活動期間だったが、彼らは確かに音楽の風景に遺産を残した。
初盤がリリースされてから約30年後の10月6日に、ベースメント5のデビューアルバム『1965-1980』と『In Dub』の復刻版がリリースされた。アルバムはコチラから。
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