2017年を大いに盛り上げた100曲。今回は、30位から21位を紹介していく。
30
SHANTI CELESTE「SELECTOR」(PEACH DISCS)
邪悪な気持ちになっているのであれば、この一曲に決まりだ。「Selection、selection、selection」と繰り返されるヴォーカル・サンプルは、鞭打つような重厚なベースに支えられ、問題児的なアティチュードに拍車をかけている。
29
FATIMA YAMAHA「ARAYA」(DEKMANTEL)
2017年、最も期待されたDekmantelからのリリースの一つがこちら、オランダ、メロディック・エレクトロ・シーンの王者、Fatima Yamahaからの「Araya」だ。2015年のエピックな「What’s A Girl To Do」に続き、スケールの大きな、急降下系シンセが震撼するベースラインを切り裂き、独特かつ多幸感溢るるメロディを織りなしている。
28
JOE「TAIL LIFT」(HESSLE AUDIO)
Joeの、4年間の不在を経てからのHessle Audioへの帰還は、彼が未だに珍妙な、外道クラブ・チューンの第一人者であることを再確認させてくれた。「Tail Lift」の全面に打ち出された3つのパートからなるリズムは道化の大群による交通渋滞のような音なのだが、なぜかアッパー系のビッグ・チューンに。
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27
MAYA JANE COLES「CHERRY BOMB」(I/AM/ME)
過去3年間、UKのMaya Jane Colesからは全くの音沙汰なしであった。2017年4月、遂に沈黙を破った彼女は、うってつけのタイトルを冠された4トラックEP『Won’t Let You Down(訳:期待にこたえます)」を引っさげてI/AM/MEから凱旋。その収録曲である「Cherry Bomb」は、一聴するだけで改めてMayaに恋してしまう。
26
KELELA「LMK」(WARP)
ケレラのデビュー・アルバム『Take Me Apart』ほど切実に待望されたリリースも少ない。リード・シングルの「LMK」は、彼女特有の、危ない歌詞とパンチの効いたベースがフィーチャリングされた会心作だ。
25
GOLDIE VS ULTERIOR MOTIVE FEAT NATALIE WILLIAMS「I ADORE YOU」(METALHEADZ)
2017年は、20年目にして、ゴールディが遂に3枚目のアルバム・リリースを果たした。彼の帰還を記念するこの「I Adore You」は、感情の込められたヴォーカルがフィーチャリングされた、Ulterior Motiveとの合作ドラムンベース。どうぞ、ハンカチのご用意を。
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24
THE XX「ON HOLD」(JAMIE XX REMIX) (XL)
かつて本誌のカバーを飾り、世界的に注目されたバンドのメンバーでもあるJamie XX。ダンスミュージックの世界では、一年に一度は彼がらみの話題で持ちきりになる。今回は、xxのニュー・アルバムから、思わず笑顔になってしまうトロピカルなヒット・チューン、「On Hold」だ。
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23
LONE「CRUSH MOOD」(R&S RECORDS)
2017年のLoneは次なるステージへと昇華を進め、『Ambivert Tools』シリーズは、R&S Recordsから最も注目された一連のリリースとなった。いずれもダンスフロアに火を放った2リリースが続いたが、やはり圧倒的モンマス・チューン、ハンズ・イン・ザ・エアーの傑作は第一弾の「Crush Mood」だろう。
22
MOUNT KIMBIE & MICACHU「MARILYN」(PALMS TRAX REMIX) (WARP RECORDS)
2017年のPalm Traxは絶好調だった。ダンスにハマっている人にとっては、あらゆるツボを刺激される中毒的なサウンドを次々にリリース。故に、Mount KimbieとWarp Recordsがアプローチし、リミックスを依頼したのはごく自然の流れであった。圧倒的美しさよ。
21
MINOR SCIENCE「VOLUMES」(WHITIES)
「Volumes」は空気感のあるブリープ的なサウンドで何気なく人を惹きつけ、空気砲のようなベースの嵐で核シェルターをも破壊するような衝撃を与える。圧倒的なインパクトの一作であった。
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