匠の技を持つエレクトロニック・アーティスト、数々の賞賛を浴びるKiNKが新しい変名プロジェクトkirilikを立ち上げ、レン・ファキのFigureレーベルから6月11日にEP『Infinity Is Not A Number』をリリースする。
新しい別名義は、同アーティストの通常のライブ・セットアップよりもスリムダウンしたアプローチで登場する。「80年代や90年代の初頭に、ドラムマシーンを追加してDJセットにスパイスを加えていたアメリカのDJたちにインスピレーションを受けた」と説明するKiNKは、知られている普段の複雑な機材のセットアップを排除。kirilikとしてのパフォーマンスでは、1台のドラムマシンと3台のCDプレイヤー、そしてカスタムで制作したモノフォニックなシンセ音を収録したライブラリーのみでサウンドの全てを構築する。
KiNKは、昨年の11月にこの野心的なプロジェクトについて漏らしていた。KiNKは、これについて「たまに飽きてしまうことがあって、そういう時に、テクノ・プロジェクトのkirilikみたいなことをやるんだ。基本的な発想は、通常のDJ機器を使ってライブをやることだよ。モジュラー・シンセで作ったベーシックなループを3台のCDJでプレイする。どれもベースラインや、シンプルなメロディだ。で、ビートの部分は、Rolandのドラムマシン、TR-8を使って鳴らす。SYNCは全部耳で取るので、パフォーマンス的には、割と手がかかるよ」と説明する。
KiNKの新しい変名プロジェクト、kirilikを味見してみるなら、以下に掲載した新EPのタイトルトラック、「Infinity Is Not A Number」を視聴してみて欲しい。
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