NetflixやHuluが世界で最も有名な大惨事フェスティバルのドキュメンタリーをリリースし、その悲劇的で、波乱万丈で、(認めようじゃないか)少し笑える顛末が周知されるにつれ、あの歴史的なカオスを再現して欲しいとの声が高まっているようだ。
もともとオーガナイザーMichelle Birawerと友人たちの間の、飲み屋の冗談として始まった同企画だが、今では米国中から注目を集める期待の新イベントとなりつつある。
Birawerは、1月25日に「Fyre Fest LARP(ライブアクションロールプレイ)」というイベントベージをFacebookで作成。内容の欄には、「史上最大の音楽フェス茶番の2周年を祝おう! 詳細は追って。」との記載があった。
その後1週間も経たないうちに同イベントは数千人もの「興味あり」のユーザーを引きつけ、実際に起きた方の”Fyre Festival”同様、一人歩きし始めた。「なんの情報も発信してないのに、どんどん広まってる」とBirawerは「Metro Times」に語った。「社会実験みたいになってきてるけど…ポジティブなね」。
オーガナイザーによると、イベントでは、悲運の最後を遂げたフェスの姿を「歴史的な精度」を以って再現するとのこと。計画では、「インフルエンサー」のカードを受領した人たちを登場させるためのボートをチャーターしたり、悲しい見た目のチーズ・サンドを用意したり、荷物だらけの駐車場や、被災地向けのテントが敷き詰められた会場を準備するとのこと。
当初はデトロイト川のベル島で開催予定だったが、管轄する行政機関がこれを正式に禁じた。開催を認めてもらう可能性が少しでもあったのだとしたら、許可が降りる前から役所に問い合わせの電話が殺到したことが開会禁止の後押しとなったことだろう。
しかし主催者は、イベントをキャンセルするのではなく、会場を「ハムトラマックのパーティ島」へと移動した。ハムトラマックは、現地の人であれば誰でも知っている、水辺とは無縁の内陸地帯だ。この点については、ファンたちは想像力を働かせるしかない。
Fyre Fest LARPのFacebookイベントページはこちらから。
[via: Metro Times]
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