中国では10月1日から、文化部(日本でいう文化庁)が「違法な内容」を含む楽曲のブラックリストを導入する。国家の統一、国家主権、領土保全を損なうと思われるコンテンツは、国家の宗教政策に反対する音楽や、ギャンブルなどの違法行為を助長する可能性のある楽曲と並んで、すべて禁止される。
中国には現在約5万軒のカラオケ店が存在し、カラオケライブラリには10万曲以上の楽曲があるため、その中から当局が違法な音楽を探すのは困難である。したがって、コンテンツ提供者には新たな規則に従う責任が生じるという。中国政府は、代わりに「健康的で高揚感のある音楽」を奨励した。
2018年、中国はテレビから「ヒップホップカルチャー」を排除し、報道規制機関であるSAPPRFTは各番組が以下の禁止事項を守るよう要件を発表した。「タトゥーの入った俳優を登場させたり、ヒップホップ、サブカルチャー、アンダーグラウンドなカルチャーを描いてはならない」としている。
中国政府は今年初めにも、数年前から禁止されていたSoundcloudやMixcloudに加え、Bandcampを含む多くの欧米メディアのウェブサイト閲覧を禁止した。
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