kryptogram – 「Olvidar」
セルビア出身でシカゴ在住のプロデューサー・kryptogram(クリプトグラム)が、昨年リリースされた『krypt.vol1』に続き、MIXTAPEプロジェクトの第2弾を発表した。Pete Tongのサポートを受け、Jazmine Sullivanにリミックスを提供する彼が、その勢いを象徴するように進撃を続けている。
本作には9曲収録されており、kryptogramの解釈でもってUKG、シカゴハウス、フレンチハウス、ミニマルハウス、さらには80年代のディスコサウンドがアップデートされた。「Never Enough」や「L.U.V.」では、彼自身がヴォーカルをとっている。「Olvidar」や「3000」は、幾重にも重なるグルーヴとサンプリングの妙が耳を引く。以下、本作リリースに際にして本人から寄せられたコメント。
僕はとにかくアルバムが好きなんだ。長く音楽のプロジェクトについて考えていたいし、それを形にするのに時間をかけたい。プロデューサーとしてもリスナーとしても、LPという形式にはずっと惹かれてきた。その作品を制作した人の考え方やフィーリングが分かるような気がするし、僕もそういうアルバムを作りたいんだ。
kryptogramは音楽のキャリアを求めてアメリカに移住したのではない。戦争で荒廃した母国から逃げるように、家族と共に2000年代初頭にかの国へ移り住んだ。音楽的な豊かな家庭に育った彼は、今や将来を渇望されるアーティストへと成長した。Riva Starr、Horse Meat Disco、Claude VonStroke…。シーンを牽引するレジェンドたちも、その未来には熱い眼差しを送っている。
kryptogram 『krypt.vol2』
<リリースURL>
https://create.ffm.to/kryptvol2
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