1989年に端を発し、最盛期の1999年には160万人を動員した「ラブパレード」。言わずと知れた、世界最大規模のレイヴイベントである。
そんなラブパレード、水面下で新バージョンのプロジェクトが進められているようで、2022年の開催を目指している。本来は今年行われる予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により来年に見送られた。主催元のRave The Planetによると、既に来年の日程を押さえており、開催資金も40万ユーロほど確保済みだという。
“新ラブパレード”には、Oliver Huntemann、Felix Kröcher、Christian Smith、Bebetta、Gabriel Ananda、Mathew Jonsonらが参加するほか、創始者であるDr. Motteが共同リーダーを務めている。
主催者によると、このパレードは“We are one family”の精神に基づいており、あらゆるダンス・ミュージックの文化を守り、促進し、発展させることを目的にしているという。また、Rave The Planetはダンスミュージックとそれに準ずるカルチャーをユネスコの「無形文化遺産」への登録を目指しており、ダンスミュージックの祭典をオフィシャルな形で毎年開催することを目論んでいる。
2010年のラブパレードでは21人が死亡し、悲劇的な結末を迎えた。死者が出たことについて主催者の責任を問う裁判が2017年に始まったが、有罪判決は出なかった。
Da Hool – 「meet her at the Loveparade」
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