Marco Shuttleの通算3枚目のアルバム『Cobalt Desert Oasis』が、Anthony Naplesが主宰を務めるレーベル〈Incienso〉から10月15日にリリースされる。本作の制作期間は2年。その間Marcoはしばしば人里離れた地へ赴き、フィールド・レコーディングなどによってイメージやその他のインスピレーションをスタジオに持ち帰り、それらの素材でもってこのアルバムは作られた。
環境音がモジュラーシンセ、ドラムマシン、エフェクト、アナログオシレーターと混ざり合い、サイケデリアや神秘主義がある種の異質なサウンドスケープとして顕現する。それはまるで映画のようなリスニング体験となり、アルバムのタイトルが示すように、パラレルなユートピアを我々に想起させるだろう。
このアルバムは複雑なリズムが多用されており、これまでの彼の作品よりもアコースティックな要素が強くなっている。本作においてMarcoはペルシャの伝統的な打楽器であるトンバックを使用しており、深く丸いサブタムからシャープなリムショットまで、非常に幅広い音域に対応した。
そこで表現されているのは、機械/自然的要素の区別がつかない、ぼんやりとした音の世界。本作を聴くことはもはや、ほとんど視覚的な体験である。
■ Marco Shuttle 『Cobalt Desert Oasis』
Release Date: 2021.10.15
Label: Incienso
Format: 2×12″, digital
Tracklist:
A1 / 1. AfA
A2 / 2. Danza De Los Voladores
A3 / 3. Through The Cobalt Desert
B1 / 4. Il Serpente Cosmico
B2 / 5. Tombak Healer
B3 / 6. Acrobat
C1 / 7. Winds Of Cydonia
C2 / 8. Polysolation
C3 / 9. Into Thin Air
D1 / 10. Bembe Bongo
D2 / 11. 4Dimensional Soundwaves
Bandcamp
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