8月21日(土)、オランダの各都市で音楽フェスティバル復活を求めて数千人規模のデモ「Unmute Us」が行われた。
このデモは、先週オランダ政府が発表した“少なくとも10月31日までは大規模なイベントを禁止する”という方針に抗議する目的で実行された。政府の措置は、強い感染力を持つデルタ株の影響を懸念したものである。
なお、かの国では最大750人を収容できる1日限りのイベントの開催は現時点でも許可されている。しかしその参加者は、「ワクチン接種の証明書の提示、直近の検査で陰性だったこと、または過去6カ月以内にCOVID-19から回復したことを証明する」という条件を満たさなければならない。
アムステルダム、アイントホーフェン、ロッテルダムなどオランダの6都市で開催された抗議活動では、ライブDJやダンス、サウンドシステムを搭載したトラックと並走するデモ行進が行われた。参加者からは「まるでフェスのようだった」という声も聞かれている。
#UnmuteUs protest in #Amsterdam feels like a festival of its own pic.twitter.com/aYKvoTaW20
— femiletta (@v4violetta11) August 21, 2021
I think we made ourselves heard quite well!@awakenings #unmuteus#unmuteus #awakenings #techno #ansterdam #parade #technoparade pic.twitter.com/uy5otH3089
— Joris Voorn (@jorisvoorn) August 22, 2021
デモ参加者は、9月1日には政府の禁止令が解除されることを求め、「パーティをする権利のために戦う」「音楽が答えだ」などのメッセージを書いたボードを持って行進していた。この抗議活動は午後2時から5時までの間に行われたが、夜になっても人々は街に残っていたことが確認されている。当日の昼過ぎぐらいには、アムステルダムの自治体が「混雑のため、これ以上の参加はご遠慮ください」とアナウンスしていた。
オランダのナイトクラブが6月に再開された後、感染者が500%増加したことが判明し、アムステルダムで開催されたVerknipt Festivalでは、新たに1000人がコロナウイルスに罹患したことが報告されている。
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