Mndsgn(マインドデザイン)、ガブリエル・ガルソン・モンターノ、そしてNxWorries(ノーウォーリーズ)・・・。インディペンデントに活動を続けながら、名だたるアーティストの作品をリリースしまくるStones Throw。かのレーベルの創始者であるPeanut Butter Wolfと、コーチェラなどのビッグフェスにも名を連ねる大型新人スーダン・アーカイブスが、4月28日(土)に渋谷のVISIONへと降臨する。
ヒップホップを基調に、様々なジャンルを自在に往来するPeanut Butter Wolf。このミックスを聴いても分かるように、ソウルやR&Bに対しても造詣が深い。先述の通り、今やStones ThrowといえばLA、いやUSを代表するインディーレーベルである。このレーベルをここまでの存在に押し上げたのは、紛れもなく彼の知識量と、並々ならぬ音楽への情熱があったからだ。そして長年かけて培ったセンスと美学は、世代を超えて受け継がれてゆく。
スーダン・アーカイブスを発見したのは、Stones ThrowのA&R兼Leaving Recordsのオーナーであるマシューデイヴィッドだ。「子供のころから楽器に囲まれて育った」と語るアーカイブスは、バイオリンとビートミュージック、エレクトロニック、そしてアフリカの民族音楽をブレンドした。そんな高次元にある才能をStones Throwが見逃すはずがない。
Sudan Archives – 『Come Meh Way』
めでたくStones Throwと契約した後、彼女はメキメキと頭角を現し、今年はコーチェラにも出演した。ピッチフォークやニューヨーク・タイムズからも高い評価を受けている。
これがStones Throwだ。プライオリティを置くのは既にぶら下がっている数字ではなく、自分たちの審美眼。そして評価も後からしっかり掴み取る。本来のレーベルの役割とはまさに彼らがやっていることなのだが、これが今は最も難しいことなのだ。今回のジャパンツアーは、音楽の内容だけでなく、レーベルの精神性を考える上でも非常に重要である。レーベルとは、音楽とは、本来何であったか。
良い音楽と出会うことの根源的な喜びを、もう一度。
■STONES THROW JAPAN TOUR 2018
日程:2018年4月28日(土)
場所:SOUND MUSEUM VISION
OPEN: 22:00~
ADV ¥3,000 DOOR ¥3,500
<イベント詳細>
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