svgs_arrow-01-l svgs_close svgs_heart svgs_menu svgs_play svgs_stop svgs_arrow-02-b svgs_facebook svgs_instagram svgs_line svgs_search svgs_soundcloud svgs_twitter favorite player svgs_arrow-03-r svgs_setting svgs_slide-menu-bottom svgs_arrow-01-b more gift location recommended star clear

REVIEWS

Kettama、ついに日本を射程に捉える!!

アイルランドの新星の大出世。

Mixmag Japan | 14 January 2020

Kettama, Kettama DJ, Kettama VISION, Kettama 来日

Kettamaことエヴァン・キャンベル。アイルランド西部にある湾岸都市、ゴールウェイ出身の若手DJだ。彼が標榜する“G-Town”とは、まさしくゴールウェイを指す。「ダブリンで開催されるパーティに出演するまでは、自分の国の首都に行ったことがなかったよ。そのパーティには僕の他にSHXCXCHCXSHTommy Holohanが出てたんだけど、あの経験が僕を変えたね。アンダーグラウンドな音楽が鳴る現場も、これが初めてだった」。ローカルボーイを信条として掲げるのは、この時に広い世界への扉を開いたことに由来するのかもしれない。このパーティが開催されたのは今から数年前の話だが、昨年2019年、彼はEP『G-TOWN CLUB TRAX 001』をリリースした。

1月18日(土)に渋谷のSOUND MUSEUM VISIONにやって来るが、その前に彼の足跡を辿ろう。

最初に彼の名を世に知らしめたのは、Mall Grabであった。オーストラリアのクラブシーンで地位を確立したMall Grabは、2018年の時点で世界的なブレイクスルーを起こしていた。そんな彼が、Kettamaの地元アイルランドで開催される「Life Festival 2018」に出演。Kettamaもホームボーイとしてこのフェスのラインナップに名を連ねていたが、この時はまだアイルランド国内でも“知る人ぞ知る存在”であった。彼らは音楽的な嗜好が似ていることに加えて、世代が同じである。Mall Grabはこの頃から度々Kettamaの曲をかけていた。そしてそれはLife Festivalのステージも例外ではない。彼がかけたのは「B O D Y」。そればかりか、舞台袖にいたKettamaをステージに上げ、オーディエンスに紹介したのである。ちなみに今年のLife FestivalにはCarl CoxやFisherが出演する。この規模感は、2年前も変化がない(何しろ15年も続いているのだ)。

そこから彼はアイルランドのニュースターとしての歩みを開始する。控えめに言って、昨年は飛躍の年であった。彼はとにかくソングライティングの腕が良い。リリースする曲がほぼすべてビッグネームの目に止まり、「この曲を作ったのは誰だい…?」となる。The Black MadonnaやDuskyらも彼をフックアップした。昨年3月には彼が憧れの存在として名を挙げるDJ Hausとも共演を果たし、ひとつひとつ着実に夢を叶えてゆく。この頃になると日本にもその名声が届き始め、筆者がディスクレビューを書ける程度には情報が揃ってきた。(参考:KETTAMA 『Eastside Avenue』)

そしてフェスシーズンが開幕。予想以上(ヨーロッパでは満を持してなのかもしれないが)にKettamaの名があちこちのフライヤーに載っている。「Higher Vision」や「FLY Open Air」などの中規模フェスならば、ステージのキャパシティを容易く埋められるぐらいのアーティストになっていた。

極めつけは8月末、トドメのように「ELECTRIC PICNIC」のラインナップに名を連ねた。このフェスはテクノやハウスを専門にしていない。メインストリームにも広く訴求するような、いわゆるメガフェスティバルだ。Life Festivalと同様、アイルランドで開催される。

Kettama, Kettama DJ, Kettama VISION, Kettama 来日

ELECTRIC PICNIC 2019のラインナップ

とんでもないラインナップだが、更にとんでもないのはKettamaの位置だ。もちろんホームボーイとしての期待もあるだろうが、Charli XCXやCourtney Barnettのようなグラミー級のアーティストと同格の扱いである。Mall Grabが彼をステージに上げてからわずか1年後の大出世。約8000人が踊り狂うフロアを操り、レイヴィーなDJを綴った。

また、彼は夏の大活躍を終えた後もリリースを続け、この4か月間で10曲(Remix含む)も発表している。冒頭で触れた『G-TOWN CLUB TRAX 001』もその一部だ。以下、12月にUKのプロデューサーAsquithとのスプリット盤としてリリースされた新曲「Smoke A Sec」。

「僕が曲のプロデュースを始めた頃は、特定のジャンルを想定していなかった。僕がその時聴きたい音楽を作ってたし、DJでかけたい曲を書いてたんだ。レーベルも特に気にしてなかったよ」。

勝手にもう少し先になると思っていたが、アイルランドが生んだ新世代の傑物がついに日本にやって来る。しかもVISIONで迎え撃つのは、okadadaSeihoだ。奇しくも、Kettamaの言う“特定のジャンルに収まらない”アーティストである。ようこそ、日本へ。我々の国でもレイヴィーな夜を楽しみましょう。

Kettama, Kettama DJ, Kettama VISION, Kettama 来日

参考資料:
KETTAMA PREMIERES NEW TRACK VIA MIXMAG
B2B: FLY Club’s Big Miz x KETTAMA
ELECTRIC PICNIC: Rising Star DJ Kettama Electrifies Freetown


text_Yuki Kawasaki

■ OUTBREAKER feat. KETTAMA
2020.1.18 (Sat.)
@ 渋谷 SOUND MUSEUM VISION
<イベント詳細>
http://www.vision-tokyo.com/event/outbreaker-feat-kettama

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でMixmag Japanをフォローしよう!