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REVIEWS

“New Generation”の新エース、Layton Giordani

Adam BeyerやGreen Velvetも絶賛サポート中

Mixmag Japan | 14 October 2020

Layton Giordani — 「New Generation」

2017年にデビューアルバム『Where It Begins』が大ヒットして以来、ニュースクールなテクノシーンのトップをひた走るLayton Giordani。今や〈Drumcode〉の最も重要なアーティストのひとりに数えて差し支えないだろう。27歳の若さ(Charlotte De Witteらと生まれ年は一緒)でAdam BeyerやGreen Velvetと何度も共作し、「Awakenings」や「Melt!」などのメガフェスティバルにも出演を果たしている。ニューヨーク出身にして現在はアムステルダムを拠点に活動する彼は、これまでのキャリアで何度も大西洋を往来してきた。その度に様々なジャンルの音楽を吸収し、自身のクリエイティビティを研磨している。

その結果生み出されたのが、同じくDrumcodeからリリースのニューアルバム『New Generation』である。これまでの彼のキャリアにおける最高傑作だ。2分半にわたるアンビエントトラック「Shinjuku」で幕を開ける本作は、多面的なフロアアンセムで構成されており、世の中が正常であれば今年を代表するパーティアルバムになっただろう。実際、各ストリーミングでは多くのDJが本作に収録されている楽曲をプレイしている。

Layton Giordani — 「System Majority」

いや、正確に言えば本作のインパクトは昨年からもたらされていたかもしれない。タイトルトラックの「New Generation」は、2019年の「Awakenings」や「Tomorrowland」で披露されていたし、オーディエンスの反応はいずれも好評であった。少なくとも、熱心なDrumcodeのファンはこの楽曲を認識していたし、リリースを待望していた。Adam Beyerが自身のオンラインショウ「Drumcode Radio Live」で本作に収録されている「System Majority」をプレイした時も、ネット上には拍手喝采のコメントが舞っていた。

御大Green Velvetとのコラボトラック「Life Lesson」ではLayton自身のヴォーカルをサンプリングし、ヒプノティックなバイブスを表現。さらには、同じくイーストコーストに住むプロデューサー・Avisionと組んで「Power」を制作した。一辺倒になりがちなテクノチューンにおいて、ここまで多様なテクスチャーを1枚のアルバムで表現しきる技量には不世出の才能を感じる。事実、Drumcodeの長い歴史(発足から24年)の中でフルレングスのLPとしてリリースされたのはわずか十数枚だけだ。そのうちの2枚を作ったのが、他ならぬLayton Giordaniなのである。

このアルバムは、僕の人生の総決算と言っても良いね。世界中を回って、様々な場所の空気感やモチーフをこの1枚に落とし込んだつもりだよ。音楽の進化は、決して終わることのない体系的なサイクルだ。それは、今この瞬間までに経験し、視覚化されたすべての事柄によって構成されている。さらにそれは、未来まで続く。『New Generation』はアルバムの形で表現された、未来に続く“僕の現在”なんだ。

パンデミック騒動が終焉を迎えるとき、文字通り“新世代”のエースがその名を世界に轟かすだろう。


■ Layton Giordani 『New Generation』

 

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