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FEATURES

INTERVIEW:ダニエル・エイヴリー「今作はとても個人的な感情が含まれており、前作よりありのままの自分を表現している」

英エレクトロニック・シーンのトップ・アクト

Mixmag Japan | 21 February 2018

2012年初頭にイギリスの巨匠、アンドリュー・ウェザオールが“いま最も注目すべき新しいDJ”と絶賛、英『タイムアウト』誌の「DJ STARS OF 2012」にも選出された英エレクトロニック・シーンのトップ・アクト、ダニエル・エイヴリーが、4月にアルバム『ソング・フォー・アルファ』をリリースする。アルバム発表と同時に、EP「スロウ・フェイド」が配信リリースされ、すでに話題となっているのはご存知の通り。そんなエイヴリーを来日時に捉え、今作について聞いてみた。

◆ ◆ ◆

■アイディアはいつも
■現実逃避をすることで生まれている

Mixmag アルバム『Song for Alpha』のサウンドはまるで異世界で作られたようですね。ナイトクラブでかかる深いテクノだけではなく、すべてのエレクトロニック・ミュージックが、どこから来たのか、どこにいるのか、どこへ向かってるのかを教えてくれるような……このアルバムを制作しているとき、何かコンセプトはありましたか? そして「アルファ」とは何ですか、制作する上でのプロセスは何でしたか?

Daniel アイディアはいつも現実逃避をすることで生まれているんだ。まるで夢をみているようにね。音楽は自分自身を伝える力だと思ってるんだ。テクノ、アンビエント、ドローン、エレクトロニカなど、これらのジャンルは曲を作るときや、DJをする上で大切な要素となっている。アルバムはとてもサイケデリックな内容で、“世の中から逃げ出したい気持ち”からできた。この音楽を不思議に思う人もいると思ったけど結果は逆で、リスナーも社会のしがらみから解放され、息のしやすい場所を探していることが分かったような気がするよ。

「アルファ」というタイトルの意味は私のパーソナリティを表しているが、フィクションなんだ。このアルバムを聴いて、あなたの人生にとって本当に大切なことに目を向けてほしい。その中で生まれたアイディアは永遠にあなたと共に生き続けると思うんだ。

Mixmag 曲を作るときにクラブ受けを考えたことはありますか? もしないのであれば、曲を作る上で優先していることは何ですか?

Daniel いくつかの曲は確かにクラブを意識して作ったものだね。アルバム全体を通して、クラブで他の曲と比べて圧倒的に高音質に聴こえる楽曲を作りたかったんだ。目を閉じて音楽を聴いているときに、アルバムの中の静かな曲の中さえも15メートルの高さから聴いているように感じるようなアイディアを見つけたかった。

Mixmag 『Drone Logic』の成功は世界的に有名になるきっかけとなりました。最後のデビューアルバムから約5年経ちましたが、なぜリリースまでにこれほど時間がかかったのですか? また『Song for Alpha』で新しい楽曲制作方法を取り入れましたか?

Daniel 『Drone Logic Part 2.』を作る気はなかったんだ。今でも『Drone Logic』は好きだけど、5年間で音楽的にも大きく変化したし、その変化が分かる作品にしたかった。自分が本当に伝えたいことを表現するのに時間がかかったから、これだけ制作に長い時間を費やしたと言えるね。この経験は私に忍耐と生産性を考えない時間の大切さを教えてくれた。時にはあなたも蜘蛛の巣でじっと獲物を待つように耐えないといけないと思うんだ。

■私が一番大切にしたことは
■過去の自分をリスペクトすること

Mixmag 『Song for Alpha』はユニークで華やかなトラックとサイケデリックなテイストが混ざっています。そして私たちに懐かしいテクノを思い出させてくれます。アルバムを作る中で心がけたことは何ですか?

Daniel 前進することも必要だが、私が一番大切にしたことは過去の自分をリスペクトすることだった。 このアルバムはとても個人的な感情が含まれており、前作より、ありのままの自分を表現している。テクノのシーンに大きな影響を受けたが、同様にブライアン・イーノ、オウテカ、ウィリアム・バシンスキのような表現をしてみたんだ。今私の頭の中にある芸術的な要素全てから影響を受け、新しいものとなった。

Mixmag 『Song for Alpha』にはまた、開放感があります。アルバムを聴いたとき、ケンタウルス・アルファ星と地球との間に4.367光年もの距離があることを思い出させてくれました。もしあなたがエイリアンとファーストコンタクトをとることができたなら、地球について何を聞きたいですか?

Daniel その解釈はいいね。今までそのようなことは考えたことがなかった。エイリアン・ライフ? 彼らがどんなエフェクターを作っているのかと、それが借りれるかどうかを聞きたいね(笑)。

Mixmag 定額制音楽配信サービスや、ネット配信が主流になってもアルバムとしてリリースすることに理由がありますか?

Daniel 私は常に“アルバム”というフォーマットが大好きで、それは幼少時代に初めて音楽を聴いたときのような感じと言えるよ。アルバムを制作してリリースするには忍耐もいるだろう? フルアルバムをリリースするのにはたくさんの努力も必要だけど、リスナーも何回もアルバムを聴いていく中で、楽曲と向き合うことが必要だと思うんだ。そういう意味では、この世の中、自分のプライドのために争うことが多すぎるように感じるね。このアルバムは、自分の欲しいものを見つけることには長い時間がかかるということを、小説や映画のように教えてくれるような作品だ。この教訓はあなたの人生に大切に残るものだよ。

Mixmag 今回のツアーは、前回日本でプレイした時と何が違いましたか? 今回のツアーで初体験をした出来事はありますか? また日本にはDJやアーティストがいると思いますか?

Daniel 日本にまた来れて嬉しい。ここは特別な場所だと感じているよ。気の静けさや尊敬する心など、たくさんの物事が自分に影響を与えている。芸術面ではモダン・ジャパニーズ・エレクトロニックのシーンが世界的に有名だと思う。例えば、DJ Nobu、 Powder、Wata Igarashi、Iori、Gonno……。さまざまな国々が新しい音を取り入れていることは、刺激的だと感じる。

Mixmag 2018年に何をするのが一番楽しみですか?

Daniel 一番楽しみにしているのはたくさんの曲をリリースすること。アルバム、そしていくつかのEPをリリースするつもりだし、他のアーティストとのコラボレーションを計画している。前作から5年経った今、全てにおいてポジティブに感じているんだ。

『ソング・フォー・アルファ』
ダニエル・エイヴリー
HSE-4458 2,400円+税
2018年4月6日(水)リリース
TRACK LIST
01. First Light
02. Stereo L
03. Projector
04. TBW17
05. Sensation
06. Citizen // Nowhere
07. Clear
08. Diminuendo
09. Days From Now
10. Embers
11. Slow Fade
12. Glitter
13. Endnote
14. Quick Eternity

ダニエル・エイヴリー オフィシャルサイト(英語)
Hopstess オフィシャルサイト

 

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